2016/10/11

池田修一氏が、Wedgeと大江・村中両氏を提訴 裁判がいよいよはじまる 

●小さなほころびが、名誉毀損の裁判へ

まもなく午後一時過ぎから、東京地裁で村中璃子氏とWEDGE(ウェッジ)の裁判が始まるそうだ。私が村中氏をはじめて取り上げたのは、今年2月19日。


『ジャーナリスト』村中璃子氏のツイートに愕然とする


私が記録を残してきたのは、いつか大きな騒ぎになると思っていたからだった。


週刊金曜日「子宮頸がんワクチン被害者に矛先を向ける雑誌『Wedge(ウェッジ)』」にびっくり! JRの危機管理態勢は大丈夫? その1

『Wedge(ウェッジ)』編集長 大江紀洋氏に関する話題 前編

週刊金曜日 「子宮頸がん予防ワクチンを推進する『Wedge』に怒りの声続出」 を読んで  その1

子宮頸がんワクチン記事で月刊誌「Wedge」提訴 昨日届いた1通のメール その1

『Wedge(ウェッジ)』と村中璃子氏に関する話題 その後 その1


●メディア戦略にメスが入るのか


そう。私が今回の裁判で注目しているのは、名誉毀損かどうかではない。一番最後の記事に書いてあること。メディア戦略にメスが入るかだ。


こちらのブログは私のブログよりも、ずっと人気がある。ブログを書いていらっしゃる方は、村中さんの活動を評価しているが、やはり、「捏造」とするほどの根拠がないと疑問を投げかけている。


追記および村中璃子氏の連載記事に関して (後編)


村中氏の記事はどう考えても強引すぎるのだ。『牧本事件』然り。一方的にバッシングされた方はたまらない。それにしても、なぜJR東海のような大企業が、こんなリスキーな記事を掲載したのだろう?


●『選択』2011年2月号に掲載された「医療を亡ぼす薬害訴訟の『濫発』 得をするのは弁護士のみ」


私には、思い当たる出来事がある。


会員制情報誌『選択』、2011年2月号に掲載された「医療を亡ぼす薬害訴訟の『濫発』 得をするのは弁護士のみ」という記事だ。この記事の内容が、今回問題になった村中氏の記事に似ているのだ。簡単にいうと、薬害弁護団のメディア戦略を批判している。もちろん署名なしなので、誰が書いたのかわからない。内容が内容だけに、薬害弁護士だけでなく、被害者の間ではとても有名だった。


誰が書いたのかーーーーーーー実はある方の名前が噂されていた。

2016-10-11.jpg
2016-10-11-2.png


著作権があるので全文を掲載することができないが、今読み返すと興味深い内容だ。


『選択』2011年2月号 「医療を亡ぼす薬害訴訟の『濫発』 得をするのは弁護士のみ」 
2016-10-11-3.png


記事には、イレッサ裁判への批判も書かれている。

●2011年10月に放送された「イレッサの真実」と、2014年7月に放送された「NHKスペシャル 調査報告 STAP細胞 不正の深層」は、BPOに審議入り


そういえば、フジテレビ『ニュースJAPAN』が2011年10月に2回にわたって放送した、「イレッサの真実」という特集があった。この特集は、イレッサの副作用で亡くなった患者さんのお父様の訴えで、BPOで審議された。特集が放送されたのは、ちょうど東京二審の判決が下る直前だったと記憶している。

◇  ◇  ◇
「肺がん治療薬イレッサ報道への申立て」に関する委員会決定 放送人権委員会 2012年度 第48号
2016-10-11-4.png

※ BPO放送倫理・番組向上機構<放送人権委員会>の見解はこちら
◇  ◇  ◇


●批判報道に必要不可欠なもの


笹井秀樹氏が亡くなった直前に放送されたNHKスペシャルも、昨年、BPOで審議入りとなった。


「STAP細胞報道に対する申立て」審理入り決定 放送人権委員会 2015年8月18日


私はあるジャーナリストに、「笹井さんへのバッシングって、異常でしたよね」と尋ねたことがある。その方は、週刊誌などにも多数の記事を執筆してきた著名なジャーナリストだ。主に、政治や経済問題を扱う方で、大企業の社長や大物政治家を容赦なく批判していらした。しかし私が尋ねた途端、その方の顔が曇り、顔をしかめて「笹井さんへのバッシングは本当に酷かった」と頷いたことが忘れられない。


批判報道は重要だと思う。だからこそ、誰かや何かを批判する時には、愛情を持って批判して欲しい。今回の裁判が、歯止めになればいいけれど・・・。

コメント

非公開コメント