2016/10/24

官僚のメディア戦略 『もみじの家』の凄いところ その2

●私が思う良い『メディア戦略』  誰のためにある活動なのかが、はっきりみえる


NPOなどの活動を軌道に乗せるには、メディアの方に参加してもらうことが重要だ。「社会貢献」といってもお金がなくては何もできない。お金を集めるには、メディアに取り上げてもらうことが近道になる。だから、いかに、メディアに取り上げてもらうかを皆考えている。


私がメディア戦略を問題にしてきたのは、一口にメディア戦略といっても、良いものと悪いものがあると思うからだ。前者は、先ほどの活動のようなもの。後者は、成育に誕生した『もみじの家』のような活動だ。


『もみじの家』の場合、ハウスマネージャーにNHK出身の内多勝康氏が就任した。私は、内多氏の「就任のごあいさつ」を読んだ時に、なんとなくわかったよ。

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内多勝康ハウスマネージャー就任のごあいさつ 『もみじの家』
http://www.home-from-home.jp/2016/04/08/内多勝康ハウスマネージャー就任のごあいさつ/

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さらに驚いたのは、成育に働きかけて下さったという喜谷昌代氏だ。

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子どもホスピス 家族支える「第2の家」 長く生きる力与えたい 英国慈善団体MOMIJI代表・喜谷昌代さん(79) 毎日新聞2016年4月20日 東京朝刊
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皇后陛下、美智子様とのエピソードはきっと多くの方の心を掴んだだろう。内多氏や喜谷氏の記事を読むと、「困っている人がいるんだから、すぐに始めればいいというものじゃない。人の人生や命に関わる活動だから、時間をかけて、本物を集めないとダメなんだよ」といわれているようだ。


●民主党政権で予算が大幅削減された、障害のあるお子さんの野外教育 その後


最後に、もう一つ。


冒頭で紹介した元政治家は、「超低出生体重児の教育問題に予算をつけてあげられるかもしれない」なんて、おっしゃっていたけれど、実際に行ってきたのは、正反対のことだった。なぜなら、民主党政権の時に、夫の同僚の先生は予算を大幅に削減された。その先生は障害を抱えたお子さんの野外教育を長年行ってきたその道のスペシャリストだ。そのため、仲間の教員は皆不満に思っていた。教員の中にも、障害のあるお子さんを育てている人もいる。予算が簡単に増えないから、個人的に、お子さんのお友達の家族を連れて指導するなど、地道に活動を続けてきた。


それが民主党政権になった途端、バッサリカット。


ところが、最近『もみじの家』と同じような出来事があったと教えてもらった。


ある高貴な方が、関心を持って下さって勉強会などに参加して下さるのだそうだ。講演会なども最後まで熱心に聴いて下さるという。それも、1年だけでなく翌年も、その次の年もーーーー次第に社会の関心も高まり、気付けば予算も増えていったそうだ。


●『テレビが政治をダメにした』んじゃない!


海外では、こうした社会貢献は、「貴族の仕事」と呼ばれるときいたことがある。貴族のように、お金や時間がある人じゃないと、できない、という意味だ。


今の私にはその理由がよくわかる。官僚だから何をやっても、ダメなわけじゃないじゃない。大切なのは、そこに心があるかないかでしょう?


私はその元政治家がおっしゃっているように『テレビが政治をダメにした』んじゃないと思う。政治家が市民を騙すようなことをするから、信用されなくなったのだ。

 

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