2016/11/23

超低出生体重児の中学生活 その2 子どもの視点にたって提言してくれた研究者はいない 

今日は昨日書いた内容を、もっと具体的に書いてみる。


●学校をやめてもいいという私と、学校に行きたいという息子

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中日新聞 社説 不登校対策法案 漂う差別的なまなざし 2016年11月18日
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不登校の子どもの学びの保障はもちろん、大切だ。では、なぜ不登校に陥るのか。学校の側に問題はないのか。根源によくよく目を凝らしたい。子どもだけの責任に帰すかのような法律では危うい。

文部科学省のまとめでは、昨年度に年間三十日以上休んだ不登校の小中学生は十二万六千人。うち七万二千人、全体の57%は九十日以上休んでいた。授業があるのは年間二百日ほどだから、事態の深刻さが分かる。

不登校の小中学生はもう二十年近く前から、年間十万人を超え続けている。子には学校に通う義務はないけれど、学ぶ権利はある。大人はそれを守らねばならない。

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中日新聞の社説にあるように、日本の不登校児の人数は高止まりだそうだ。


私は学校にあまり期待していない。私自身も、学校があまり好きじゃなかったこともあり、無理に通わなくてもいいと思っていた。しかし息子は私とは違う。「僕は行きたい」という。それほど親しい友達がいるわけじゃないし、勉強ができなくてからかわれても、学校が好きだというのだ。


●なぜテストで点がとれないのか、原因を探る


そこでどうしたら、勉強についていけるのかを考えることにした。


まず私がはじめたのはデータ収集だった。やみくもに「勉強しなさい」と怒っても、どうしたらいいのかわからないだろう。成績不振には原因があるはずだ。


手がかりを掴むために、教科書だけでなく学校で使う問題集、配られたプリント、小テストなどにもなるべく目を通した。


●期末テスト対策 いつまでに、何をしたらいいのか 具体的に教える


半年以上続けてわかったことがある。息子の問題は大きくわけて2つ。


1つは中学の勉強が、小学校とどう違うのかがわかっていないことだった。そのためテスト対策など、自分では計画できない。恐ろしいことに、ぶっつけ本番でテストを受けていいと考えていたようだ。


もう1つは息子の理解力。今のペースではゆっくりすぎて、テストまでにテスト範囲を理解できない。息子の学校の期末テストは、教科書だけでなく、テスト範囲に含まれる問題集を何度も復習しないと点数がとれない。



このままでは平均点にすら近づけないだろう。


●テストの前だけなく、毎日勉強を続けさせる


そこで最初の半年は、基本に戻り、一から教えた。少し理解がすすんできたところで、戦略を変えた。この半年は、問題集をやらせるように時間配分を調整した。テストの直前に、問題集の復習が終わることを目指した。


しかし計画通りにはなかなか進まない。平日はクラブがあるので、勉強する時間があまりとれないからだ。仕方がないので、休みのたびに私がつきっきりで教えた。


慣れるまでが大変だった。


根気のない息子は、見張っていないとズルをする。回答をこっそりみて丸写しすることもあるのだ。


●コツを掴むために、小さな成功体験を経験させる


そこで私も考えた。毎日努力しても、結果が出るまでに時間がかかる。小さくてもいいから、成功体験を経験させないと勉強する意欲が湧かないだろうーーーー


ある時、良いことを思いついた。漢字検定だ。
学校に用事があって出かけた時に、漢字検定のポスターを見つけた。放課後、受験できると書いてある。たまたま横を通りかかった先生にきくと、何級でも受けられるという。


私は家に帰って息子に漢字検定を受けると伝えた。もちろん、小学生が受けるような下の級だ。


すると私の狙い通り。毎日渋々勉強をはじめた。落ちたら恥ずかしいと思うからだ。


テストが近づくにつれ、次第に一生懸命取り組むようになっていった。テストの行われる数週間前には、予想問題で合格点に達した。息子は漢字検定の試験勉強を通して、テスト勉強のやり方を学んだようだ。



●超低出生体重児の成長に関する研究 子どもの視点にたった研究報告はあったのか?


私のブログは、「超低出生体重児(未熟児) 普通学級」というキーワードでを訪問して下さる方も多いようだ。


私が考えてきたことは、多くの親後さんと少し違うかもしれない。子どもに早いうちから、適切な訓練を受けさせることももちろん必要だと思う。しかし私は、制度に子どもを合わせるだけでなく、制度を子ども達に合わせることも必要だと思う。


不登校児が減らないのは、社会の変化に、学校が対応できていない証だと思う。


私は日本の学校は変わったほうがいいと思う。中学は単位制にして、3つぐらいにわけて、それぞれにあったペースで勉強させてもいい。同じ歳の子ども達を、無理に同じ学年にしなくてもいいと思っている。


超低出生体重児の成長に関して、研究報告はたくさんある。けれどその中に、子どもの視点にたったものってあるのかな?

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