2016/12/01

超低出生体重児の中学生活 その後 明るく前向きに生きよという偽善 その2

●留学が先生の『自慢』・・・


私は先生のコメントをみた瞬間に、話し合っても無駄だろうな、と思ってしまった。悪意がないからだ。冒頭で紹介した英語の先生にも同じようなことを感じた。


息子が「先生の自慢はなんですか?」と質問を書いたら、ノートにこのような返事が書いてあったからだ。


「留学したことです」


びっくりした。今の若い先生って留学を自慢しちゃうのか。


「交換ノート」だって、本当はいいたいことがある!


休日ぐらい、自由に時間を使いたい。「復習をしろ」と学校からは言われるが、長い休みにはいつもたくさんの宿題(それも、何の意味があるのかわからないような課題もある)が出される。土日にやろうとしても、クラブがあって思うようにすすない。なんとかやりくりして「さあ」と思ったら、この「交換ノート」だ。


仕方がないから、イラストと短い文章を私が書いた。


後日「なんでお母さんが書くの?」とクラスメートに突っ込まれたそうだ。


もちろん、私は誰が書いたのかわかるように書いた。あのままだとエスカレートすると思うからだ。


●時に正論は人を惑わせる? 「心の専門家」がかわいそう?


そういうことが重なり、もう伝える気力もなくなっていった。人権作文を宿題で書かせている先生がこんなことをしていて、「明るく前向きに生きよ」なんて、偽善だとしか思えない!


だから三者面談が嫌だった。


でも昨日、電話がかかってきた。ベテランの先生だった。


担任が相談したらしい。私はここに書いたことを、正直に伝えた。


すると「それを本人(担任)に伝えて下さい。若い教員のためになるから」と言われた。


私には苦い記憶が蘇る。お断りした。


国立成育医療研究センターに要望書を書いた時のことだ。友人の医師達に「正論は人を追い詰めることがある」といわれた。私のいうことは正しいけれど、正しいからこそ、心の専門家を追い詰めてしまったそうだ。


最後には「かわいそうだ」といわれてしまった。


『うつを治したければ医者を疑え! 』を読んで 


今のように、ギスギスした時代には、心の専門家や先生にもケアをしないといけない。


あの時、どうすればよかったのか今でも時々考える。


だから電話をかけてきたベテランの先生に
「若い教員のうつ病も社会問題になっていますから」とか、
「たった一言でも、精神的に追い詰める場合もあります」とか、
「私はきつい性格なので」とか伝えてみた。


でも、「勉強になるから本人に伝えて下さい」と最後は押し切られてしまった。


ああ、考えるだけでため息が出る。

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