2016/12/17

疑惑の『水口病院』  遺族はお金のために告発するのか? 女性セブン 『なぜ妻は死ななければいけなかったのか』 を読んで

<追及レポート>夫が悲痛告白「なぜ妻は死ななければいけなかったのか」 女性セブン [1月1日号]   2016年12月15日(木曜日)発売

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女性セブンに掲載された記事は、要点がまとめられ、すでにネット記事として配信されている。主に、亡くなった女性の御主人の心情と、告発に至った経緯などについて書かれている。


指定医ではない医師の中絶手術後に死亡 「死因不明」に夫の悲痛な思い ライブドアニュース


そこで、ブログにはネット記事では省かれた、病院経営などに関することをピックアップしていこう。


まず、奥様が亡くなったことと、中絶手術との因果関係があるのか、について。現時点では明白な因果関係がない、とされているが、死因を特定するための行政解剖は杜撰だったようだ。


都内の大学病院で行われた行政解剖には「急性うっ血性心不全」とあるだけで、何が原因で亡くなったのかわからなかったという。そこでご主人が大学病院に問い合わせると、解剖を担当した医師はまだ若く「急性心不全とは書けないから、『便宜的にうっ血』と書いただけ」と言ったそうだ。


その上、死体検案書には、中絶手術をしたことが、書かれていなかった。水口病院に尋ねても納得できるような回答は得らず、不信を募らせていったそうだ。だから刑事告発するに至ったという。


●行政がその気になれば、行政解剖のやり直しができるかもしれない


記事を読んではじめて知ったことがある。検体が一部保存されているので、行政がその気になれば、もう1度、行政解剖のやり直しができるかもしれないそうだ。


だったら私も都民として、やり直しをお願いしたい。


なぜなら何度も書いてきたけれど、ご遺族が望むのは多くの場合「なぜ死ななければいけなかったのか、理由が知りたい」だからだ。お金が目的だと批判する方がいるけれど、裁判になれば、病院側の弁護士は、遺族の弱いところを徹底的に叩く。お金のために、茨の道を歩もうとする方がどれだけいらっしゃるのだろうか。


●中絶手術は、お産を手がける産婦人科医はあまりやりたがらない


そもそも措定医にしかできないことが示す通り、人工中絶手術にはリスクがあるという。都内のある産婦人科医の証言を読んで、『水口病院』の公式サイトが、特殊なんだと感じた。


「妊娠初期の中絶手術では、子宮内に危惧を入れて胎児を掻き出したり、吸引したりします。手術時間は10分〜15分と短いが、手作業のため子宮を傷つけてしまい、感染症などになるリスクがある。静脈性の全身麻酔によるアレルギーの可能性もあります。正直、お産を手がける産婦人科医はあまりやりたがらない手術です」「中絶の手術は、患者の後ろめたさなどから、明るみに出ないことも多い。今回の件は、誰の身にも起こりえると考えられます」(都内の産婦人科医)


ホームページには、「経験豊かな医師が安心・安全な中絶手術を行います」という記載があるが、指定医ではない医師が何度も中絶手術を行っていたのだから、その点では言い逃れようのない嘘をついていたことになる。



●なぜ医師でなければ理事長になれないのか 人命を扱う医療において、医学知識のない者が責任者になり利益を追求すれば、深刻な問題が生じる恐れがあるから


少し前までは、『水口病院』は、歴史のある評判の産婦人科病院だったそうだ。なぜ、今のような病院になってしまったのだろう。『水口病院』の沿革について、詳しい解説がある。


水口病院は、52年に開院。04年に初代理事長の義弟であるC氏が理事長代行に就任したのを機に、女性スタッフからなる「経営管理室」を発足させる。病院の待合室をアール・デコ調に改装し、現在に至るセレブ病院の礎となった。


登記簿によれば、15年8月に前理事長が死去し、その後、現理事長が就任したのは16年10月であり、1年2ヶ月以上も理事長が不在だった。


同病院が16年11月16日付では理事長の名前がなく、理事長代行としてC氏の名前がある。C氏は医療資格を持っていなかった。医療法46条の6第一項によれば、医療法人の理事長は原則として医師か歯科医師に限られる。人命を扱う医療において、医学知識のない者が責任者になり、利益を追求すれば、深刻な問題が生じる恐れがあるからだ。



なるほど。「理事長代行 C氏」が非常に気になる。そこで、週刊文春に掲載されたC氏のコメントをみていこう。


続く

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