2016/12/24

疑惑の『水口病院』 フライデー 無資格中絶死事件 水口病院は「死者が理事長だった!」を読んで その2

●吉田氏の「被害者意識」はどこから来るのか?

吉田氏は「亡くなったことに気付かなかったから」と答えるが、記事によると、診療報酬請求も、亡くなった前理事長名で行っていて、東京都の立ち入り検査があるまで続いていたそうだ。


しかも吉田氏は「故意じゃなければ、詐欺は成立しない」というようなことを口にしたそうだ。そして問題になっている、「指定医を持っていない医師が中絶手術をしていたこと」についてはこのように答えている。


「指定医が、手術に関与していれば(立ち会うか、待機している)指定医じなくても手術をしてもいいじゃないか。全国の産婦人科の常識、実態。そもそも年間20万件も行われている中絶手術を、1000人足らずの指定医でこなせるわけがない。そんな実態を無視して我々はスケープゴートにされたのです」


そこで記者さんが「誰が何のためにスケープゴートにするのか」尋ねるとこのように回答する。


「母体保護法の運用や解釈を厳格化することで、利益や得点になるところでしょうね。例えば東京都医師会、日本医師会、日本産科婦人科学会など指導的な役割を果たすところは、厳格化によって間違いなく評価が高まるでしょう」


文春のインタビューにも感じたが、吉田氏は謝罪を口にする一方で、「私たちこそ被害者だ」というようなことを口にする。なぜか理由がわからないが、強い「被害者」意識があるようだ。


今回、フライデーを読んでそれがどこから来るのかわかる気がした。


先ほどの病院関係者の話を読んで気付いた。吉田氏は、亡くなった2代目院長のご子息を「追い出した」とあった。


2代目院長の水口弘司氏は横浜市立大学医学部附属病院院長で日本産婦人科学会会長を務めていらした、著名な産科医だそうだ。先日の文春の記事では「(遺族の告発は)結局、画策グループの手先で金銭的に買収されたんだろう」と書いてあったが、フライデーには「日本産科婦人科学会」など、具体的な名称が記されていた。吉田氏が批判報道に対して、このように、学会などの権威者を引き合いに出し、逆切れのような対応をするのは、罪悪感の裏返しなのかもしれない。


●写真が物語る吉田氏の10年間


フライデーに掲載された現在の写真も、吉田氏のこの10年間を物語っている。司法書士という法律家らしい面影がなく、別人のようだ。

◇  ◇  ◇
e-doctor HOSPITAL INFO vol.52 医療法人財団緑生会 水口病院の取材記事
女性スタッフによる、女性のための総合医療を提供
医療法人財団緑生会 水口病院


2016-12-5-2.png
◇  ◇  ◇

私は『因果応報』『天網恢恢疎にして漏らさず』という言葉を思い出した。

コメント

非公開コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

この度は、私のブログをご覧いただきありがとうございます。

今回の報道では、いろいろあったようですね。
私のような匿名ブログでも同じで、
実はとても緊張して書いておりました。

しかし、このようなコメントをいただけるので、
ブログを書いていてよかったと思いました。
多くのブログから、私のブログを見つけて下さって、
そしてコメントをよせてくださって本当にありがとうございます。

報道関係者の方に連絡をいただく以前から、水口病院には「匿名の掲示番にしか書けない」ことが、
沢山あるんだろうな、とずっと思っていました。
私も、「周産期医療の崩壊をくい止める会」という活動に参加していたことから
(亡くなった妊婦さんのお子さんとご家族を支える活動です)
周産期医療の崩壊を知っていました。

しかしなんでもかんでも、
医療崩壊のせいにするのは間違っていると思っていたんです。

報道がはじまった時、心配したのは周産期医療の携わる医療者の皆さんの反応でした。

今回の報道を周産期医療に携わる方々が、
「周産期医療の崩壊を加速させてしまう」とバッシングしたらどうしよう?
天国の水口弘司先生はどう思うのかな、と
ハラハラしながら成り行きをみていました。

昔の水口病院は、今の水口病院とは全く違いますね。
それがどこまで伝わるのか・・・。

おっしゃるように、私も同じことを思います。
「真面目に患者さんのことを考える産科医をはじめ医療者が、
今の水口病院で働きたいと思うだろうか?」
そういうことが今回の件で一番問題にすべき点だと思います。

まだ本当は書きたいこともあったのですが、
実はかなり押さえて書いていました。

本当にありがとうございました。