2017/02/25

超低出生体重児の就学問題 中3英語力、バランス課題=「書く」以外目標届かず―文科省調査

●文科省の調査結果をみて 英語嫌いを増やしちゃダメじゃない

昨日、Yahooに、日本の英語教育が海外からどれだけ遅れをとっているかというニュースがのっていた。

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中3英語力、バランス課題=「書く」以外目標届かず―文科省調査 時事通信 2/24(金) 15:12配信

文部科学省は24日、中学3年を対象に英語の「聞く、話す、読む、書く」の4技能を測った2016年度英語力調査の結果(速報)を公表した。

政府は、中学卒業段階で英検3級程度以上の割合を50%とする目標を掲げているが、達成できたのは「書く」のみ。他の3技能は2~3割台にとどまり、バランスに課題が残った。

調査は昨年6~7月、全国の国公立中学579校、約6万人(「話す」は約2万人)を抽出して実施した。

国際的な語学力基準「CEFR」で英検3級程度の「A1上位」以上だったのは「書く」が前年度比7.6ポイント増の50.8%。「聞く」は4.6ポイント増の24.8%、「読む」は0.8ポイント減の25.3%、「話す」は1.4ポイント減の31.2%だった。ただ、「書く」は無得点者も3.0ポイント増の15.6%に上昇した。

アンケート調査では、英語が「好きではない」「どちらかといえば好きではない」の合計が2.2ポイント増の45.4%となった。理由は「英語そのものが嫌い」33.7%、「テストで点数が取れない」16.3%、「文法が難しい」13.8%の順で多かった。

「書く」の改善について文科省は、「現行学習指導要領で書く力の指導が充実されたからではないか」とみている。一方、他の技能や「書く」の下位層については「課題に対応した適切な指導ができていない可能性がある」と分析している。

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●中学1・2年生で習う表現も、実際の場面で使いこなせない?

日本の英語教育の悲惨さは、記事の通りだと思う。こちらの動画はバラエティ番組の「芸能人の英語力を調査する」という企画だ。「小島よしおさんの英語力はすごい!」とのことだが、彼が使っている文法は中学1・2年生で習うものが大半。参考のために会話のはじめの部分を書き出してみた。




Excuse me. I'm looking for Japanese food samples.
すみません。日本の食品サンプルを探しているんですけれど。


Japanese food samples?
食品サンプルですか?


Do you know where I can find some?
どこで買えるか知ってますか?


Kappabashi is the around the Asakusa.
浅草の側にある「かっぱ橋」というところで買えます。

Do you Know Asakusa?
「浅草」は分かりますか?

Kaminarimon Raijin
雷門 雷神


How far is it from here?
ここからどれくらいですか?


It takes 30 minutes by car.
車で30分です。


By train?
電車では?


By train is may be....
電車だと…


Is station near here?
駅は近くにありますか?


Maybe 5 minutes on foot.
歩いてだいたい5分です。



●僕でもわかる

パッとみればわかると思うが、「すごい!」という割に簡単な文法でできる会話だ。習ったはずなのに、イザとなると会話として成り立たないということなんだろう。


日本の英語教育が実社会であまり役に立っていない、ということは本当だと思うが、だからといって、新聞に書いてあることが本当なのか、ちょっと信じられない。


なぜなら最近受けた英検の結果から、息子が今年中に英検3級に合格することは、無謀なチャレンジではないと思うから。1年生の2学期頃まで0点に近い点数をとっていた息子でも、毎日勉強し続けたら可能性がみえてきた。


同級生のほとんどは期末テストなどで、息子よりも良い点数をとっている。それなのに、英検3級程度以上の割合が50%に達しないの?本当?


私がこのニュースを読んで感じたのは、コミュニケーションが成り立つよう「少し工夫すればいいんじゃないか」だった。文科省の指導のすべてが間違っているというわけではなく、相変わらず(スペルミスや文法に気をつかいすぎるなど)細かい指導が多いから勉強が苦痛になるんじゃないの?


試しに息子に動画を再生してみせると、「あっ僕でもわかる」と驚いていた。


そういえば息子は、この番組をみたことがあり、放送当時「小島さんはすご〜い」と感心していた。あの頃は、先生に言われた通り、ただ漠然と勉強していただけだから。こうやって、「できることが増えた」と実感できる場面を増やせば、勉強も楽しくなっていくだろう。


●命を諦めたいと訴える母の声 「育てるのは私たちなんです」


ところで、私が定期的に勉強や成績の話題を取り上げているのは、超低出生体重児の発達に関心があるからだ。研究報告や教科書にも、どのようにキャッチアップしていくかは詳しく記されていない。


一般的に、超低出生体重児は小学校高学年頃までにキャッチアップするとされているが、身長体重などの身体的なことはともかく、知能に関しては、どうやってデータをとり、結論付けてきたのだろう?


医療者は内輪の勉強会や学会などでは、こういったデータを出している。息子はちょうど境界線にあたる24週,800gで産まれた。救命されても、やっぱり微妙なんだと思う。ちなみにこの報告には、23週4日、494gで生まれた超低出生体重児の症例が紹介されている。「命を諦めたい」と訴えた母親の声が紹介されているのだ。

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低出生体重児の保育限界 超低出生体重児の生育限界とそのリスク管理について 滋賀医科大学 地域医療システム学講座 越田繁樹
【母親の意見】
どんな説明をされても、実際に育てるのは自分たちで 周りの人が奇麗事言っても育ててくれるわけではない。

小さい子にいっぱい管が入っている姿も見たくない。何もして欲しくない。身近な人で700gで出生し苦労している方を知っている。仮に救命してもらい、退院となった時、 手術が必要だったり障害が残ったりの状態で返されても、 上の子もいて自分たちに育てるのは無理です。

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私はこのお母さんの意見に心から賛同するし、もしも今同じような状態なら、同じことをいうかもしれない。(その可能性はとても高い)私が出産した当時よりも、超低出生体重児の親御さんのブログが増えたからだ。


私は24週だから、「積極的に救命しないで欲しい」とはなかなか言えなかっただけなのだ。


●私が希望を持った理由 データや結果に現れない要因も重要だから


ただ、そんな私でも、今は以前よりも希望を持っている。


一口に「勉強ができない」「成績が悪い」といっても、そもそも日本の教育現場は人手不足で余裕がない。海外に比べ、1クラスの人数も多い。例えば、冒頭の新聞記事にある、国際的に比較したデータだって、比較の対象は国公立と書いてある。もしも私立ならまた違う結果になるかもしれない。


要するに理屈は抜きにして、とにかく、「僕でもできる!」と思わせればいいんじゃない?息子に「英語が好き?」と聞いたら「好き」と言っていたよ。


だから公表されているデータや直近のテストの結果だけをみて「小さく生まれたからしょうがない」と諦めてしまうととても怖いと思う。


私は文科省の調査結果をみて、さらに希望を持った。












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