2017/03/07

第3、第4の『森友疑惑』と削除された医療情報誌『集中』の記事 その2

●「灘とフジテレビ」「5月にナビタスクリニック川崎がJR川崎駅のエキナカにオープンすることの意味も大きい」???

森友学園と加計学園の疑惑報道が過熱する今、削除された記事を読むと、非常に感慨深い。archiveに残されているのでもう一度紹介しよう。


私は配信された当時から、ずっと疑問だった。先ほど引用した週刊朝日の記事にあるように、「医学部新設が本当に必要か」という疑問もさることながら、『集中』が、『神奈川県予防接種研究会』や『ナビタスクリニック』を持ち上げる理由がわからないからだ。医療情報誌なのに、牧本事件に関しては一方的な情報を流してきたし、恣意的な情報誌だと思うのは私だけじゃないはずだ。


私は牧本医師の講演を文字に起こした時に、嘘じゃなくて、本当に悔しくて泣けてきた。「超低出生体重児の就学問題にも、牧本医師のような医師がいたら」と思ったからだ。超低低出生体重児に限らず、小児がんの子供たちの教育問題だって深刻だ。ロビイストがいないからちっとも予算がつかない。これだけのお金があれば、すべての都道府県の教員を増やすことだってできるのにね!

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集中(archive)医学部新設で注目集まる横浜・川崎特区の「地力」 2012年5月16日 21:30
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民主党政権が医療イノベーションに舵を切ったことで、個別化医療への流れは加速している。注目を集める免疫療法が不要とはいわないが、成長戦略になり得るとは思えない。
 「黒岩氏は県民益を優先して考えるでしょう。教育と医療は欠かせない」(医療政策プランナー)
 医学部新設を狭義の医師数増員の手段の枠に閉じ込めるべきではない。あくまで教育政策の一環である。
 当然、東日本大震災後の社会モデルは視野に入ってくる。関東大震災後には人口が関西に移動し、阪急沿線の開発が進んでいる。阪神・淡路大震災後に最も発展した自治体の一つが兵庫県西宮市。90年には42万人を突破していた人口は震災が発生した95年、いったん39万人に落ち込む。だが、2000年には震災前の人口を上回るまでに回復。現在は48万人を超えている。決め手は教育力だ。
 「バイオベンチャーでは人口は増えない。関西学院や甲陽学院、神戸女学院を擁する地域に匹敵する文教地区としてのイメージを打ち出せるか。地のプレーヤーがいるかどうかが問われています」(同前)
 黒岩氏も手は打っている。舛添要一氏や足立信也氏を支え、医療イノベ推進室にも出向した経験のある医系技官・首藤健治氏を厚生労働省から採用。保健福祉局医療政策担当参事監と政策局特区担当参事監を兼任させる人事を3月28日に発表。
 保健福祉局長には大阪府総務局財政課長を務めた菊池善信氏
を充てた。
 いずれも「灘校色の強い人事」(前出教授)とみられている。黒岩氏の人脈はさらに鈴木寛・文部科学前副大臣や濱田純一・東京大学総長、野依良治・理化学研究所理事長へと連なっていく。だが、結局のところ、教育政策でものをいうのは前述した地のプレーヤーの存在だ。
 「横浜市にある理研は重要。ほかにも箱根温泉や慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスといった神奈川県がはぐくんできた既存の資源をどう活用するかが大事でしょう」(同前)
 特区にベンチャーを誘致しても、大きな雇用には結び付かない。
 東北地区の医学部新設の動きの中で気を吐く東北福祉大学は曹洞宗永平寺派の学校。一方、神奈川には総持寺派の鶴見大学があり、歯学部を抱えている。歯学部を医学部に転換するアイデアは鈴木氏や足立氏ら、民主党の医系議員がたびたび口にしていたものでもある。東北福祉大周辺に劣らない人材が地場から顔を出してくることに注目が集まる。
 「今後、黒岩氏の下にはこの前まで中村氏詣でをしていたのと同じ顔ぶれが回遊魚のように群れてくる。補助金目当ての連中です」(同前)
 「川崎市の特区への施策は大家が店子を集める発想に近い。いかに区画を埋めるかが関心事。国立医薬品食品衛生研究所の移転を核といいたいようですが、これでは国際的な競争力は持ち得ない」(前出教授)
 神奈川県庁筋では黒岩氏の「長期政権」を見込んで動き始めている。幹部は人事で干し上げられる。主だった抵抗はできないだろう。
 厚労省が面従腹背の嵐となっているのとは対照的。長妻昭氏が1年で去ったことで官僚は学習した。どんなリーダーであれ、我慢すればいなくなる。実際、政権が1年そこそこで変わっていく状態が続いている。
 神奈川には政治主導の芽がある。
二兎を追う知事の実力は見もの
 『銀の匙』熟読で一躍時の人となった灘校元教師・橋本武氏。彼を世に出した一連の動きは黒岩氏の手によるものと見られている。
 「黒岩氏のバックグラウンドは灘校とフジテレビ。知事選で支持した自民党衆議院議員・菅義偉氏のような人もいますが、しがらみなく信頼できるのはやはり灘とフジ。後は実行できる人材が必要です」(同前)
 黒岩氏の医療政策を支える有力なブレーンは内田健夫氏。デファクトで物事を進められる稀有な人物だ。
 5月にナビタスクリニック川崎がJR川崎駅のエキナカにオープンすることの意味も大きい。久住英二院長は立川市での実績もあり、ワクチン施策には一家言を持っている。
 医学部新設という点でいえば、やはり運営できる医療法人の動向が気になるところだ。黒岩氏がかつて教授を務めた国際医療福祉大学。みんなの党・渡辺喜美代表との「距離」は知られるところだ。
 ほかには溝口病院を持つ帝京大学やアクアラインで川崎とつながる地の利から亀田総合病院などが有力。
 オンコセラピーを引き付けながら、医学部新設を現実のものにする。特区と神奈川の将来は二兎を追うことでしか開けない。黒岩氏のお手並み拝見というところだろう。


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●『神奈川県予防接種研究会』の委員の顔ぶれは壮観?「これだけのメンバーをそろえて、旧来の風土・文化と全面的に対峙するのは画期的。」??

集中(archive) 中長期型支援が促進するポスト3・11地域医療の変容 24 2013年10月28日 22:30
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医療福祉大が抱える最大の問題は人材育成に地道に取り組んでいる印象が薄い点だ。スター教授や有名人、官僚OBの抱え込みには熱心。一方で、肝心の教育への投資に力を注いでいるとの評は聞こえてこない。
  「医療福祉大が鍛え上げた若手医療者が目立つことはまずない。その点、系列病院から『帝京育ち』の人材を輩出し続ける帝京大学(本部:東京都板橋区/冲永佳史理事長・学長)とはかなり肌合いが異なる。渋谷健司・東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学教室教授や帝京大学医学部附属病院病院長を務めた故森田茂穂氏らは帝京が生んだ人材の代表です」(在京国立大学教授)
 成田市民、市議会が日赤に病院の譲渡を申し入れる形であれば、まだしも合理性はある。
 「日赤は皇族方や旧華族が重職に就いてきた組織。福岡あたりで病院チェーンを切り盛りしている人物がおいそれと接触できる相手ではない。医療福祉大はこれまで同様の手法で医療機関を傘下に収めてきたのでしょう。ただ、成田に何匹目かのドジョウはいるでしょうか」(同前)
 医療福祉大の蛮行をよそに、足元の千葉県では医療劣化が加速する。
 「キーパーソンは中村利仁氏です。千葉大学医学部附属病院千葉県寄附研究部門高齢社会医療政策研究部特任教員・客員准教授として医師不足を訴え始めてから徐々に変化が生じている。現に医療福祉大の力業を地域の権威である千葉大学医学部は抑え切れていません。潮目は完全に変わっている」(前出の研究者)
 千葉ではいずれ「メディカルスクール」に議論が移行していく。その点で新たなプレーヤーも加わってくることだろう。一方、神奈川県の動きも急だ。同県関係者の解説。
 「黒岩祐治・神奈川県知事は『先端医療開発特区の中の医学部』を打ち出した。この特区は本来、東京と大阪の出来レースと見られていた。黒岩氏はここに割って入ろうとしている。黒岩氏―菅義偉・内閣官房長官(神奈川2区選出)ラインは今、医療政策で最も手腕を示しています。『神奈川県予防接種研究会』の委員の顔ぶれは壮観です」
 その顔ぶれを見ておこう。横田俊一郎(県小児科医会会長)▽片岡正(かたおか小児科クリニック院長)▽久住英二(ナビタスクリニック川崎内科医師)▽岩田眞美(横浜市健康福祉局健康安全部医務担当部長〔健康安全課長〕)▽小山万里子(ポリオの会代表)▽高畑紀一(+Actionfor Children代表)▽東恵子(特定非営利活動法人シャーロックホームズ理事長)▽川口恭(ロハス・メディカル発行人)【以上敬称略】
 「これだけのメンバーをそろえて、旧来の風土・文化と全面的に対峙するのは画期的。脚本・演出=菅氏、主演=黒岩氏と役割分担も明確です。発信力の桁が違う」(同前)

 東北地方では本誌既報の通り、医学部新設の受け皿をめぐる「抗争」が巻き起こっている。見方を変えれば、それだけ進展したともいえる。(以下略)

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