2017/03/14

菅野完著『日本会議の研究』を読んで 『愛国心』といえば終戦時の陸軍大臣、阿南惟幾を思い出す

●第2の加計学園の疑惑へ

思ってきた通り森友学園の疑惑から、加計学園の疑惑へと飛び火している。おそらく次の国際医療福祉大学の問題が大々的に報道されはじめるのももうすぐかもしれない。



●『日本会議』は単なる草の根運動じゃない?

『森友学園』の問題を追ってきた菅野完氏の『日本会議の研究』を購入した。『森友学園』が運営する塚本幼稚園の幼稚園児教育に驚いたからだ。


(※ 菅野完氏の活動に関して、批判があることも承知しておりますが、今回は省かせていただきます)

感想を一言で表すなら「日本会議を単なる草の根運動だと思っていたら大変なんだ」だ。面白いことに、子宮頸がんワクチンのロビー活動や医学部新設推進活動によく似ている。どちらも安倍首相につながる人脈なので、偶然ではないだろう。


自己紹介にあるように、アルジェリア人質事件で父の友人は亡くなった。私も父も母も、安倍首相には感謝している。政府専用機を出してくださったからだ。


でも、でも、そういう私でも、一連の報道を知れば急ブレーキがかかる。


ただ『韓国人』だから、『中国人』だから、嫌い、ダメだなんて!そんなことを堂々という人達が教育に関わるなんてショックだ。私たち日本人は世界からみれば小さな集団なのだ。子供たち世代は、アジアの中でどう生きていくんだろう。海外に出ていった時に同じことをされるかもしれない。


●愛国心といえば終戦時の陸軍大臣阿南惟幾を思い出す


学生時代の同級生のお祖父様は阿南惟幾。終戦時の陸軍大臣だ。『日本のいちばん長い日』という映画で役所広司さんが演じている。阿南惟幾といえば、日本の無条件降伏に最後まで反対し本土決戦を強固に主張したことで知られるが、同時に陸軍の暴走を阻止するために自決をしたことで知られる。我が国の現在の平和があるのは、終戦時の陸軍大臣、阿南惟幾の力が大きい。



日本のいちばん長い日 解説・あらすじ ヤフー映画

1945年7月。太平洋戦争での戦況が悪化する日本に対して、連合軍はポツダム宣言の受託を迫る。連日にわたって、降伏するか本土決戦に突き進むかを議論する閣議が開かれるが結論を一本化できずにいた。やがて広島、長崎に原爆が投下され、日本を取り巻く状況はさらに悪くなっていく。全国民一斉玉砕という案も取り沙汰される中、阿南惟幾陸軍大臣(役所広司)は決断に悩み、天皇陛下(本木雅弘)は国民を案じていた。そのころ、畑中健二少佐(松坂桃李)ら若手将校たちは終戦に反対するクーデターを画策していた。


私は阿南さんと同級生だったから、彼女のお祖父様に興味を持つようになった。それまでにも戦争に関する本やドキュメンタリーもたくさん目にしたが、市民の側からみた戦争の悲惨さを描かれたものばかり。阿南惟幾のような日本軍の幹部は、極悪非道な人達なのかと勘違いしていたので、受け付けなかった。私たち世代の受けた教育は、『日本会議』の方々が批判するように、確かに反省すべき点が多々ある。


しかしそんな私が思わず本を手に取りたくなるほど、阿南さんは聡明な女性だった。


今、阿南惟幾というと、頭に浮かぶのは「愛国心」という言葉だ。


そして私の仲人も元特攻兵だった。大学教員の仕事の他に幼稚園の園長先生もしていらした。戦争の話を皆の前でしたことはほとんどないそうだ。


またアルジェリア人質事件の時に、大々的に報道されたが、父の勤めていた会社も戦争や軍と関わりがある。


●友達しか信用できないから、排斥へとつながるのか?


だからこそ、森友学園の教育方針には抵抗を感じる。お友達を重用する安倍首相にもガッカリだ。

もっともお友達が好きなのは、安倍首相だけじゃなく、私にメルマガを書くようすすめて下さった元政治家(一連の学園疑惑の中にも登場する方)の方にもいえるだろう。

2017-3-14-2.png

私の疑問は、その方が文科省の要職にあり公教育の疲弊を知っていたのに、子宮頸がんワクチンの推進や医学部新設などに力を注いでおられたことだ。なぜなんだろう?


先日ある議員さんが文科省にいくとおっしゃるので、私はある書類を持っていって下さいとお願いした。超低出生体重児や小児がんの子供たちの教育問題がなかなか改善しないのは、予算が削減され教育現場に余裕がないから、ということもある。


文科省は、財務省に教職員5万人を削減するようにいわれ、激怒していると報道された。文科省の中にも今回のお友達学園疑惑を、苦々しく思っている方がいるはずだ。


子どもには「お友達と仲良くしなさい」と言い続けてきたけれど、友だちしか信頼しないということも怖いと思う。いつしか「排斥」へとつながってしまうのかもしれないからだ。

コメント

非公開コメント