2017/05/08

超低出生体重児の成長を促したもの 人は支え合って生きている

●人の優しさに気づかないようじゃ、人としてダメ!


やる気のない息子が変わったキッカケは、昨年2学期の社会の期末テストだった。


私はテスト前に、息子と教科書を一緒に読んでいる。まず、息子に音読させ、次に太字で書かれている重要な用語について説明している。


はじめは嫌々つきあっている私だったが、子どもの頃から社会が好きで、社会問題には関心がある。面白いな〜と、いつも引き込まれてしまう。


今の教科書には、私たちの頃にはなかった、身近かなテーマが取り上げられているからだ。例えば、このように高知県の馬路村がかなり大きく取り上げられている。なかなか面白いでしょう?

(中学社会 地理 地域にまなぶ 教育出版)
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友人の医師は高知県に住んでいる。息子が産まれた日、夫がメールを送ったら、すぐに「命名ソフト」を送ってくれた。メールには「僕の友達には、産科医や新生児科医もいるから、いろいろ教えてもらいました」という言葉が添えられていた。


赤ちゃんの頃から息子をずっとかわいがってくれたので、息子はとてもなついている。


テストの数日前も学会が東京であり、我が家に遊びにきたばかりだった。それも教科書に出ている、馬路村のポン酢を持って!「僕ねぇ、はじめてこのポン酢を知った時、あまりに美味しくて驚いたんですよ」と言っていた。すごい偶然だ。

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馬路村 公式通販 - 馬路村農協 1000人の村ぽん酢しょうゆ

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馬路村のポン酢は、東京でも有名な商品だ。母が高級スーパーでみつけて買ってきたのは随分前だった。「過疎の村の人たちが創意工夫と努力を重ねると、こういう美味しいものが出来るんだ!すごいな」と感心したものだ。まるで逆転満塁ホームランのようだから。


●高知県の馬路村 なぜ、社会の教科書が高知県の過疎の村を取り上げたのか 


ところが息子は教科書がなぜ、高知県の小さな村を取り上げているのか考えようとしない。それどころか、『馬路村』が高知県にあることも覚えていない。


私はがっかりして、怒ってしまった。


「あのねぇ、つい先日、高知県から馬路村の特産物を持ってきてくれたばかりだよ!何も覚えていないの?信じられない!高知県にも行ったことがあるでしょう!?馬路村は若い人たちが都会に出てしまって、お年寄りばかりになってしまったんだよ。だから一生懸命考えて商品をつくってがんばっているんだよ!都会に住んでいる私達は、地方から入ってくる農作物などがないと生きていけないじゃない。だから、地方の過疎の村で暮らすお年寄りのことをもっと考えないとバチが当たるよ!」


数日後、テストが終わり答案が返された。


息子の点数は相変わらず低いけれど、私はビックリした。記述問題にはじめてチャレンジしたからだ。担任の先生が社会科を教えているからがんばったそうだ。6点のうち、半分の3点をつけてもらえた!


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問題
中国四国地方の過疎地域について次の設問に答えなさい。
過疎地域に対してできることとして授業の中で3つの対策について取り上げた。あなた自身が最も過疎地域のためになると考える対策はどれか、ひとつ選んで答えなさい。ただし、その対策をすることによる、「メリット」と「デメリット」を踏まえた上で記述すること。
   
 ⭐︎過疎地域に対してできること
  1.  高齢者が生活しやすいよう、国や市から援助を行う
  2. 人口が減少している市町村同士を合併させる
  3. 地域おこしに取り組み、地域を活性化させる


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(※ 今はこの頃よりも、字が小さくきれいになりました)

選んだ対策 3
理由 地域おこしをして、その村の人達を元気づけたいから選びました。地域おこしをすることによって、ほかの町からたくさんの人がきてくれてうれしいと思ったからです。

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●母親や子どもを調査するだけでなく、専門家のアドバイスも検証すべき


超低出生体重児の成長を促すのは、人の優しさだと思う。


人という文字は支え合ってできているでしょう?


超低出生体重児の成長には、普通に産まれたお子さん達よりも、ほんの少し多くの優しさや思いやりが必要なんだと思う。


今、これだけは言える。あの時、送られてきたメールのアドバイスを信じていたら、今の息子はいなかったはずだ。


これまであまり問題にされてこなったけれど私は、こうした医療者の不用意な発言のほうがよほど問題だと思う。母親が心を閉ざし、引き篭ってしまったら子どもの発達にも影響が出るんじゃないかと思うからだ。




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