2017/06/03

『一般社団法人ウィメンズヘルスリテラシー協会』と『文科省/高校「妊活」教材の嘘』前編

●「一般社団法人ウィメンズヘルスリテラシー協会」について

元日本産科婦人科学会理事長の吉村泰典医師が、数日前からネットで話題になっている。まさに今日、『文科省/高校「妊活」教材の嘘』の出版記念シンポジウムがあるという。これから騒ぎが大きくなりそうな予感がする。



問題の吉村医師は、あの文春砲で経歴詐称ではないかと指摘された、宋美玄医師とメディアリテラシーを向上させることを目的に、「一般社団法人ウィメンズヘルスリテラシー協会」という団体を設立するらしい。吉村医師は、HPVVワクチンのロビー活動と深く関わりがあるといわれており、ブログで何度か取り上げさせていただいたことがある。


週刊文春 カリスマ女医宋美玄にも「有名病院留学」詐称疑惑を読んで その1

『医療志民の会』について 『がん対策基本法』から『医療志民の会』そして『公費助成運動』『医学部新設推進』へ

村中璃子氏が訴えられた裁判を傍聴して 『広辞苑』に書いてある?でもそんなの関係ない!


そこで「一般社団法人ウィメンズヘルスリテラシー協会」の何が問題なのかみていこう。まず「一般社団法人ウィメンズヘルスリテラシー協会」という団体について。

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ホルモン・冷え・骨盤 その健康情報は正確ですか? 「体の平和ボケ」憂う医師らが立ち上がる Naoko Iwanaga 岩永直子 BuzzFeed News Editor, Japan
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「一般社団法人ウィメンズヘルスリテラシー協会」とは

宋美玄さんが代表理事に、国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター副センター長の齊藤英和さん、日本医療政策機構理事の宮田俊男さん、女性医療ジャーナリストの増田美加さん、BuzzFeed Japanの岩永が理事に就任し、設立する。

顧問に元日本産科婦人科学会理事長の吉村泰典さん、大阪大学産婦人科教授の木村正先生さんを迎え、産婦人科、小児科、内科、救命救急、精神科などの協力医と共に、様々な企画を実施する。

まずは一般向けのシンポジウムで医療情報を選び取る大切さを伝え、医療情報を扱う編集者やライター向けに連続セミナーも開く予定。

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●吉村泰典医師といえば「改ざんグラフ」で有名?

では具体的な問題点を、一つ一つみていこう。まず顧問の吉村泰典医師について。(上記の2つのHPVVのロビー活動に関する記事に書いたが)ざっくりいうと「女性の妊娠しやすさのピークは22歳」という改竄グラフを高校の教材に載せたことで有名なのだ。公開質問書も出ている。





●トンデモグラフの出どころは、齊藤英和氏(国立成育医療研究センター副周産期・母性診療センター長)作成資料?

参加メンバーには国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター副センター長の齊藤英和医師もおられるようだ。成育は我が国のナショナルセンターなのに…そこの周産期のトップがトンデモ資料を作成したとしたら大変。通院患者家族として、そして一市民としても非常に気になる!






●日本医療政策機構理事の宮田俊男氏について

次に理事のお一人の宮田俊男氏についてはこんな事実もあるようだ。




●医療ジャーナリストの増田美加氏はどんな記事を書いてきたのか

さらに、医療ジャーナリストの増田美加氏はどんな記事を書いてきたジャーナリストなのかをみてみると、確かにう〜んという感じだ。




●元読売新聞記者岩永直子氏について

ところで会の理事のお一人である岩永直子氏は、読売新聞であのHPVVの特集を組んだ方だ。問題の「一般社団法人ウィメンズヘルスリテラシー協会」の記事を配信しているBuzzFeed Japanにうつったそうだ。確か読売の記事も、疑惑が取りざたされていたはず。

(※ 2017.6.15追記)








リテラシーは科学や医学だけでなく、様々な社会問題を掘り下げる時にも必要、ということだろう。

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