2017/07/22

超低出生体重児と教育 勉強をもっと楽しく 勉強も『スロージョギング』で 後編

●累計370万部を突破したという人気のシリーズ なぜ売れているのか?

私は息子に英検を受験させた。英検は期末テストに比べ難しくないからだ。



それもそのはず。小学校で英語は「外国語活動」から「教科」になったことから、有名私立中学の受験に3級合格が必須になりつつあるという。そのため、小学生の受験者が増えている。英検3級は中学卒業レベルといわれているけれど、今、一番熱心に勉強しているのは小学生かもしれない。


小学生だって合格できるんだから、と、参考書を選びに本屋に行った。


最初に買ったのは、一番売れている旺文社のものだった。ところが4級まではイラストが多いのに、3級になると文字だけになる。息子は文字だけは嫌だと言う。


そこでインターネットで見つけたのが冒頭で紹介した「中学ひとつひとつわかりやすく」という学習研究社のシリーズだった。その中でも英語講師、山田暢彦先生は大人気で、シリーズ累計370万部を突破しているそうだ。


●「英語が好きになった」という社会人のレビューも

なぜ、人気があるんだろう?とアマゾンのレビューを覗くと、「小学生でもわかりました」という感想に混じり、「私は英語が苦手だったけれど、今では英語が好きになりました」という社会人の声が書き込まれていた。


動画を再生すると、なるほど。確かにこんな先生が教えてくれたら、と思わせる先生だ。


本屋さんで実際に手にとってみると可愛いイラストがたくさん載っていて、わかりやすい。CDも付いていて、リスニングや発音の練習もできる。


●成績が伸び悩む子どもの教育は「勉強させたらいい」という単純なものではない

息子のために塾を探したけれど、わかりやすく指導してくれる塾や先生に出会えなかった。個別指導塾の先生は多くの場合大学生のバイトだ。勉強ができない子どもの指導は、大学生では難しいと思う。伸び悩む子どもの指導は技術や経験が必要だからだ。


勉強ができない子どもには、選択肢があるようでないのだ。


息子はノブ先生(山田先生のニックネーム)とテキストがとても気に入って「数学も欲しい」と言った。買い与えたら、一人で毎日勉強するようになった。


昨日、通信簿を家に持って帰ってきた。


英語の成績が一つあがっていた。夫は「ようやく中学生になったんだ。これからだろう」と言っていた。


これは「中学ひとつひとつわかりやすく」シリーズの中学2年生の数学のテキストの初めに書いてある永見利幸先生(監修者)の言葉だ。永見先生は京都の京華中学・高校の先生で、数学を教えて20年のベテランだそうだ。伸び悩む生徒の指導が得意だそうだ。

◇  ◇  ◇
先生から、みなさんへ

皆さんが学ぶ中学2年の数学では、中1で学習した内容をさらに発展させて、いろいろと興味のある内容を学びます。少し内容も難しくなってきます。よく聞くのは、
「1文字だった方程式の文字が2文字になってわからない。」
「関数って難しい。」
「証明ってめんどうで、書き方がさっぱりわからない。」
「どこかで、つまずいてしまったみたいだ。」
という声です。

それならば、勉強すればいいと言われますが、
「でも、ひとりじゃ教科書を読んでもわからないし、解答を見てもわからない。」
とか
「問題はどんな問題を解いたらいいのかわからない。」
という皆さんの悲鳴が聞こえてきます。

そうですね。わからないところに戻って、自分で勉強しようとして、難しいことがたくさんあります。でも安心してください。この本は君たち専属の先生です。困ったときに、わからなくなったページを開けば、いつでもわかりやすく教えてくれます。


問題も厳選してありますから、解法のパターンを簡単に、身につけられるようになっています。解答も見やすく、別冊になっていて、わかりやすく書かれています。

数学は思考力を身につけないといけない…と言いますが、基本事項を暗記していないと、問題は解けませんし、考えるにも道具がないと考えられません。そんな基本事項をしっかりと教えてくれて、道具にしてくれるのが、この本です。

皆さんの専属の先生に会うためにページをめくってください。そして、鉛筆を持って実際に書き込んでください。優しい先生に丁寧にわかりやすく、教えてもらえて、数学ができるようになり、身近に感じられるようになります。

◇  ◇  ◇

残念ながら今の公立中学には、こういった指導をしてくれる先生はほとんどいない。文部科学省がギチギチにカリキュラムを組んでしまうからだろう。ノルマをこなすのに精一杯で、一人一人を丁寧にみることができないのだ。


●公教育の使命とは 振り落とされた子ども達は本当に、「できない」子どもなのか?

公教育とは、できるだけ多くの子ども達に、基礎学力をつけさせるためにあるんだと思っていた。しかし今はその反対で、力のない生徒をわざわざ作り、振り落としていくような感じがする。日本は人口が減少するといわれているんだから、底上げに力を注ぐべきだと思うけど。


振り落とされた子ども達は本当に、「できない」子どもなんだろうか?


そんなことはないだろう。『スロージョギング』のような方法だったら、もしかしたらフルマラソンを完走できるかもしれない。



大学教員の夫は最近、中高一貫の私立高校の教壇にも立っている。付属高校がいつの間にか進学校になり、進学指導に力を入れるから、出前授業をしている。大勢の多感な年頃の学生と接する夫は「中学生は未知数。まだたくさんの可能性がある」といつも言う。


私は今の文部科学省はおかしいと思う。「大丈夫。君には可能性がある。諦めずに先生と一緒に頑張ろうよ」というのが、公教育の使命だと思うからだ。

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