2017/08/09

『超低出生体重児』と数学 どうすれば数学の成績が向上するのか? 後編

●最後の難関、どうすれば数学の成績が上がるのか? 

でも数学は…。なかなか思うように成績が上がっていかない。私自身、数学が苦手なため、上手く教えられない。テストの成績が悪いと「もしかしたら障害があるのかも」と、思ってしまうことも。


ところが中学2年生の2学期頃からだった。息子は「できるようになりたい」と思い始めたようだ。それまで授業や宿題でわからないところがあると、答えを赤ペンで丸写して提出したり、夫に教えてもらっていたのに、先生に質問しに行くようになった。


●数学ができる人と、できない人の違い

でも最近の中学生はやることが多くて忙しい。(課題などがたくさん出るから)それなのに家で勉強をする時間は限られる…


いちいち質問していると時間がかかりすぎるから私は、「お父さんに教えてもらえばいいじゃない」
と息子に言ってしまった。


すると私たちのやり取りを見ていた夫に怒られた。「数学は時間がかかっても、一つ一つ、理解できるようにすることが大事」だそうだ。「数学ができる人は、そうやって勉強するからできるんだ。できるようになってきているから、問題を解くことが面白いと思い始めているんだろう」と言われた。


そんなことがあるのかと思っていたけれど、春休みに入ると今度は宿題として出された問題集を一生懸命やるようになった。80ページ以上あるので、最後まではできなかったが、ほぼ自力で頑張っていた。今までは途中で投げ出していたのにすごい変化だ。


さらに今回の夏休みの宿題は、休みの前から頑張り、8月の初めに最後まで終わらせた。


私が「英語と同じように、よくわからない問題を、ピックアップしてノートに写して、もう1度か2度、解いてみた方がいいんじゃない?。数学はできなかったから今までほとんど、復習まで手が回らなかったでしょう?だからテストで点が取れないんじゃない?英語のように復習まできちんとしたら、成績も上がるかもしれないよ」と言ったら、本当にやっていた。


試しに、6月の東京都の学力調査テストをもう一度やらせた。すると20点以上点数が上がった。今まで基本的な計算問題が完全に解けなかったから、最低限の点数が取れなかったようだ。


私はなかなか成績が向上しない息子のために、テスト問題などを分析し、研究したのだ。実は、こういった受験者数の大きい数学のテストは点数を取らせるために、工夫されている。応用問題が解けない学生のために、基本的な計算問題で、40点から50点くらい取れるように配慮してあるのだ。(難関校の入試問題を除く)


●『超低出生体重児』には、勉強のアドバイスができる専門家が必要なのでは?

できない時には、ただ勉強時間を増やしたり、応用問題まで手を伸ばしたりしがちだけれど、実は成績を上げるのはその反対で、基本をバッチリ頑張ることなんだと思う。


ちなみに、私がブログに書いた勉強法は、こちらのプロがすすめる指導法とほぼ同じ。


数学を勉強するすべての人へ 中学数学が苦手になる原因と対策

オール5中学生の勉強法 数学の最初の1歩

落ちこぼれの私が、数学を得意になったわけ ダイアモンドオンライン


現在、一般論として『超低出生体重児』は、「勉強ができない傾向にある」と結論付けられているようだ。でも、だからといって、全てのお子さんがそうではないだろう。中には夫がいうように自力で階段を登り始める子供たちがいるだろう。


私が不安に思うのは、子供の可能性を見抜ける専門家ばかりじゃないということだ。そして現実問題として、成績が悪い期間が長く続くと、子供と親も「できない」と思い込んでしまうんじゃないかと思う。チャレンジする前に諦めてしまうかもしれない。


私はやっぱり、『超低出生体重児』は数学ができない傾向にある、ということがわかっているなら、勉強のアドバイスができる専門家が必要だと思う。


●小児がんの専門医A先生から届いたメール

昨日、小児がんの専門医A先生からメールをいただいた。ある大学病院にいらっしゃる新生児科のB先生に、私が書いた文書を送ってくださるという。その時に、A先生が私のために書いてくださったお手紙を「念のため読んでください」ということだった。


小児がんの晩期合併症と、超低出生体重児の長期予後 病気でも〝子供らしく″生きられる社会に


私はお手紙の内容に感激した。先生が私のために言葉を選んで考え、書いてくださったことが伝わってくるからだ。B先生に、と考えた理由にも触れていらした。B先生は私と同じように、小児がんの晩期合併症に心を痛めていらしたそうだ。

◇  ◇  ◇
NHK クローズアップ現代 『~小児がん 新たなリスク~』 その1

●お笑いの道も諦め、仕事もなく人生に絶望する

2016-5-12-32.jpg

骨髄移植を受け、白血病の治療は上手くいきました。しかし、副作用に苦しみ、相方にも迷惑をかけられないからと、お笑いの夢をあきらめました。その後、自分の治療費を稼ごうとアルバイトを探しましたが、病気を抱えた政人さんを受け入れるところはありませんでした。去年8月政人さんは部屋で自ら命を絶ちました。遺書にはこれ以上、家族に負担をかけくないと記されていました。
◇  ◇  ◇

数学のテストの点数1つ取っても侮れない。もしも点数が大幅にアップしたら、進学できる学校の選択の幅がぐんと広がる。つまり将来の可能性も広がるかもしれないのだ。


どうなるかわからないけれど、『超低出生体重児』の就学問題が前進していけばいいと思う。

コメント

非公開コメント