2014/03/05

小さく生まれた子供を社会でどう支えるか「その9」どうすれば寝てくれるの・・・ 睡眠リズムをつけるためにした努力

小さく生まれた子供を社会でどう支えるか「その8」 虐待防止になるの? 保健師の新生児訪問 の続き


【 睡眠リズムをつけるために私がした努力 】



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総胆管結石の発作の後も子どもは神経質だった。昼寝をしてもすぐに起きてしまう。入院した時に1人置き去りにされたショックを引きずっているようなのだ。寝てしまったら私達がいなくなると怯えているようだった。夜もまとまって寝てくれない。


「寝る子は育つ」というくらいだ。私はだんだん心配になっていった・・・。なかなか大きくならないのは栄養の問題なんだろうか。それとも睡眠の問題なんだろうか。


超低出生体重児は発達に問題を抱える割合が大きいと言われている。発達障害は睡眠障害を伴うことが多いといろいろなところに書いてある・・・。これはどういうことなんだろうか。眠れないから発達に問題が出てくるのか、それとも発達障害があるから眠れないのだろうか。理由がわからないから、ますます不安になってしまう。


「どうすれば寝てくれるんだろう?」気づけば毎日そればかり考えていた。このまま大きくならなければ成長ホルモンの投与を考えた方がいいのだろうか。


しかし夫は私に言った。「薬剤を使うのは最後の手段と考えた方がいい。成長ホルモンを投与してもレセプターがある。なかなか上手くいかないだろう。まずは自力で出すことを考えたほうがいい」。


受容体 wikipediaから一部引用

受容体(じゅようたい、receptor)とは、生物の体にあって、外界や体内からの何らかの刺激を受け取り、情報として利用できるように変換する仕組みを持った構造のこと。レセプターまたはリセプターともいう。


ある時観察していて気づいたことがある。子どもはベッドや布団では長い時間眠れないようだ。しかし、狭いゆりかごタイプのバウンサーで寝かせると快適のようだ。「狭いから窮屈だろう」という思い込みが私にはあった。でもきっとそれは成長した大人の感覚なんだろう。


それも、なかなか眠りに入れずぐずった時や途中で覚醒した時に、バウンサーを軽く揺らすと、すっとまた眠りに入ることがわかった。バウンサーって便利だなと思った。ちょっとの工夫でずいぶん違う。


そういえば、お隣のお父さんも「赤ちゃんは車に乗せるとよく寝ますよね。夜泣きで困った時ドライブに出かけたんですよ」と夫に言ったそうだ。車の振動が胎内にいた時の環境とよく似ているので、赤ちゃんに心地よいからだ、と育児雑誌で読んだ記憶がある。


だったらずっと側についていて、眠りが浅くなったら揺らしたらどうだろうーーーーー


手で揺らすと何もできなくて大変だが、足で揺らすと本が読めるし、パソコンだって使える。これはいいかもしれないと続けることにした。上手くいったら睡眠のリズムがつくかもしれないからだ。


子どもが寝ている間、私には自由な時間ができた。世界が一気に広がって楽しく過ごせるので苦痛ではなかった。一年間くらい続けていたらいつの間にか眠るようになっていた。


このエピソードを語ったところ中には「病んでいる」と思った方がおられたようだ。確かに母はギョッとしていた。しかし夫は一度も私に「やめなさい」と言わなかった。


本当に私が「病んで」いたなら夫もさすがにとめただろう。子どもにとって睡眠は、親がそこまで必死になってもいいほど大切だと思っている。超低出生体重児がどのように育つかなんて、まだよくわかっていない。超低出生体重児の育児とは海図を持たずに海でいかだでこぎ出すようなものなのだ。「病んでいる」などと思うのは育てたことがないからだ。


夫の知り合いには、ほとんど寝ないで研究を続けている先生もいらっしゃる。新生児科の先生も同じだ。それと何が違うのだろうか。「創意工夫と努力」と考えてくれればいいのに。それにしても母親の胎内は赤ちゃんにとって居心地がいいものなんだろうなぁ、と思ってしまった。


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小さく生まれた子供を社会でどう支えるか「その10」 医療崩壊とかかりつけ医










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