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天国に届くといいなぁ 

自分のすむまちでおきた給食アレルギー死亡事故 できることはないか考えています

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私が『コウノドリ』に心が動かない理由  前編

●不思議なほど感情移入できない…

2年前に放送された、周産期医療をテーマにした『コウノドリ』というドラマが、10月から再スタートするそうだ。そこでこれまでの名シーンを集めたダイジェスト版をみてみた。




感想を一言で言うと、私は心が動かされることが不思議なほどなかった。私もこの世界に放り込まれて、救命されたはずなのに、臨場感が感じられないのは、今は違う世界に生きているからだろう。


私が出産してまだ間もない頃だったら、いくらか心が動かされるかもしれないけれど、救命されたからこそ、直面しなくてはならない厳しい現実がたくさんある。


●私が勇気付けられたのは、『プロジェクトX挑戦者たち』が取り上げたような国家プロジェクト

退院後、どれだけ私たちが苦労しなければいけないかというと、今から10年ぐらい前にNHK が放送していた『プロジェクトX挑戦者たち』が取り上げたようなプロジェクトを個人でやらないといけないような感じ。この動画は、日本を代表するダム『黒部ダム』を、つくるプロジェクトを取り上げている。




私が一番勇気付けられたのは、『コウノドリ』のような医療ドラマ、そして患者と家族を取り上げるドキュメンタリーなどではなかった。こうした国家的な難関プロジェクトを成功に導いたようなストーリーだった。


もうダメかもしれないと何度も思ったけれど、このような先人の苦労を知ると、「もう少し頑張ってみよう」と思えたのだ。


まだ幼稚園に通っていた息子は、そのため、童謡よりも『プロジェクトX挑戦者たち』の主題歌、中島みゆきさんの『地上の星』が大好きになってしまった。皆の前でよく歌っていた。



それも、まだ言葉を正しく理解できないので、例えば歌い出しの歌詞


「風の中のすばる 砂の中の銀河 皆、どこに行った 見守られることもなく」


「見守られることもなく」を、


「みまぽられることもなく」


と歌っていた。


私は可笑しくてたまらなかったが、両親は受け止め方が違っていた。


『コウノドリ』をみる多くの視聴者も恐らくそうだと思う。


「よく助かった」と涙ぐんでしまうのだ。


続く

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Author : サクラ47

2002年に手のひらにのるほど小さな男の子を出産しました。それから11年。医療と教育がもっと連携できないか試行錯誤してきました。コマーシャリズムとどう付き合うか悩み、一時挫折。もう一度がんばってみようと思うようになり、ブログをはじめました。

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2002年に手のひらにのるほど小さな男の子を出産しました。それから11年。医療と教育がもっと連携できないか試行錯誤してきました。コマーシャリズムとどう付き合うか悩み、一時挫折。もう一度がんばってみようと思うようになり、ブログをはじめました。

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