2018/06/22

超低出生体重児と虐待  ”保育器にいた時間が長いから愛情が薄くなる”のエビデンスはあるのか?

●「専門家」の提言が、母親を苦しめているという現実にも、そろそろ目を向けるべきでは?

ここ数日間続けて、「超低出生体重児と虐待」についてブログに書いたら、アクセスが集中している。

※ アクセスが集中している虐待関連の記事です
超低出生体重児の退院後の支援と訴訟リスク 『医療観察法国賠訴訟』を傍聴しに東京地裁へ

成育の『育児心理科』は、なぜ『ベゲタミン』や『エリミン』を外来患者に処方できたのか? 私の副作用報告を握り潰したのは誰なのか? その1


超低出生体重児の就学(教育)問題  『障害名』をつけるのは最後の手段にするべき 教育問題は、教育の専門家で議論して欲しい その1

超低出生体重児と虐待 『東京・目黒区、5歳の女児の虐待』というニュースをみて

超低出生体重児と虐待 超低出生体重児はすべての家庭に育てられるのか? 

超低出生体重児と虐待 元主治医、成育の初代育児心理科医長は国の専門委員だった!? 前編

超出生体重児の長期予後 親の経済力は子どもの学力だけでなく、健康も左右するのでは?

超低出生体重児と虐待 成育の奥山眞紀子氏は、虐待防止のためにこれまで何をしてきたのか? 前編



目黒で悲惨な事件が起き、「超低出生体重児は、虐待されやすい」と言われているので、関心が高いのだろうか。


以前、ブログに書いたけれど、私は母子(最近は父子も)に良い影響を与えるとされる「カンガルーケア」が好きではなかった。疲れていたし、カンガルーケアをすると息子は苦しそうで、すぐにアラームもなり、私自身心が休まることがなかった。それでもやっていたのは、しないと「ダメな母親」という烙印を押されるかもしれない恐怖心があったから。


●「母子が分離されるから、愛情が希薄になる」のエビデンスは?

出産直後、インターネットで情報を探した時に、医療関係者の間で「超低出生体重児は虐待されやすい」とまことしやかに囁かれていることを知りショックを受けたからだ。


ただ、当時からずっと思っていたけれど、その根拠は本当にあるのだろうか?


例えば虐待されやすい理由の筆頭に挙げられる、「母子分離のために、母親が我が子を可愛いと思えなくなる」と指摘されていること。この根拠がよくわからない。超低出生体重児を産んだ全ての母親のうち、何%ぐらいに当てはまり、「エビデンス」とされるようになったのか?


私はむしろ、この「超低出生体重児は虐待されやすい」が一人歩きし、母親にストレスを与えているように思える。



先ほど書いたように、私は出産して数ヶ月の間、心底疲れていた。


息子が入院している国立成育医療センター(当時の名称)から帰る時はちょうど帰宅ラッシュにぶつかり、満員バスで立ちっぱなしになることもある。出血も続いていて本当は家でやすみたかった。けれど「カンガルーケアが良いもの」とされているし、NICUからは「冷凍している母乳がもうすぐなくなる。届けて欲しい」という電話もかかってくる。


愛情などではなく、仕方がないから通っていたようなものだった。


じゃあそういう私が、その後、育児放棄をしていたかといえば、そんなことはない。


●大多数の母親は、殺人を犯さない そもそもレアなケースを多くに当てはめようとするから、ズレが生じるのでは?

母親が10人いれば、10人それぞれ違う。


私には母性があるとかは関係ない。日本は法治国家だから、子供を産んだら親としての責任を果たさないと私は犯罪者になってしまう。愛情があるかないとか、誰が決めたのかわからないが、私はそういう理由で子供の世話をしていた。


そもそも虐待死事件の検証委員会は、一線を超えた母親を検証する会議だ。


厚労省の会議で検証された、実際に起きた超低出生体重児の虐待事件
子ども虐待による死亡事例等の検証について 厚生労働省

子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第5次報告) 全体版

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大切なことは、超低出生体重児を産んだほとんどの母親は、一線を超えない、ということだ。検証されている事件化したケースは、家族や家庭が元々機能不全に陥っている、ということが根底にある。そこに幾つのかの不幸な出来事が重なり、事件になっていった、という感じがする。


対して、超低出生体重児の母親が出産してから数年間、「うつ」気味になってしまうのは、純粋に、やることが多すぎて疲れているからだと思う。普通の育児でも大変なんだから、専門家を集めて会議などしなくてもわかると思う。


もしも子供を預かって休ませてくれたら、大抵の母親は喜ぶだろう。


多くの人に歓迎されるケアを考えるなら、そういうことじゃないかと思う。


それなのに、国に提言するような「専門家」が私に実際に行ったケアは「向精神薬をただ出すだけの投薬治療」。どこまで的外れなんだと思う。


もともとレアなケースを叩き台にし、大多数のケアを決めようとするから脱線するのだろう。


それに「あなた達のため」というけれど、私たちが自分で意見を言える場なんてないじゃない!?自分たち「専門家」と呼ばれる人たちが意見を述べ決めてしまう会議だ。


「需要」と「供給」にズレが生じるのは、当たり前だと思う。


何よりも当事者の率直な意見を、匿名でしか言えないって、おかしいと思う。


http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=179671&id=12906873

(※ グーグルで「超低出生体重児 虐待」で検索した時に、上位に表示された書き込みを引用させていただきました)


”新聞に載っていたのですが・・・

mixiユーザー
2006年11月29日 12:25


管理人様失礼します。

初めまして。私は平成16年に22週6日542gで産まれた男の子の母です。
今日は、ショックなことがあったのでトピたてさせて頂きます。

先日某新聞社が未熟児のことについて取り上げていました。
その文面に

早産などで体重1500g未満で産まれた「極低出生体重児」。全身の発育が未熟で疾患を抱えている例もあり、「新生児集中治療室」(NICU)で長い間、家族と離れて過ごすことになる。この間、母親の不安軽減や親子の愛情に薄ができないよう、県は臨床心理士の派遣など独自の支援事業を始めた。”

”NICUには、心電図や人工呼吸器を備えた保育器が並ぶ。面会時間が限られ、家族は白衣を着てわが子に接する。早産の場合早まった期間とほぼ同じ間、保育器に入る必要がある。その間、親の愛情が薄くなるのか、児童虐待に遭う子どもは、未熟児だった子供が多いとの統計もあるという。”

と言う文章が出てきました。

親子の愛情に薄?!
親の愛情が薄くなるから、児童虐待?!?!

はぁ~?!?!?!(怒)

偏見以外の何者でもない!!!!!

→未熟児は数ヶ月間離れ離れになることが多く、
初期段階の「親子の愛情形成」が難しくなる現実がある

→加えて未熟児の子育てには心配事なども多く、
子どもが退院したあとに、親が接し方や育て方に行き詰まり
虐待などに走ってしまったケースもあった

っていうことも統計として、現実にあったことなんです。

でも、この色んな問題をたった一言
”愛情が薄くなる”なんて表現ですましちゃだめですよ。
もっと根深くて苦しい思いがお母さんにはあるんですから。

新聞社に対して、意見するつもりです。

何気ない一言が人の心を傷つけ、苦しめることになるのかわかってもらいたいし、今後こんな心ない言葉を使って欲しくない。
ただでさえ、お母さんの心は傷だらけなのだから・・・。
誰にもその傷をえぐる権利はない。

ということで、新聞社にこの記事を読んでのお母さん達の気持ちを綴って渡したいと思っています。
賛同して下さる方は、メッセージでもコメントでも構いませんので残して頂けると嬉しいです。
今、悩みを抱えていて、この文面を読んだことでショックを与えてしまった方には心からお詫び致します。

新聞の記事全文を読まれたい方はメッセージ頂けましたらお送り致します。

長くなりました。
読んで下さってありがとうございます。



[1] mixiユーザー
11月29日 15:30

Amikoさん、こんにちは。
私もH.16.9に29週3日で760グラムで生まれた男の子の母です。

未熟児と児童虐待が結びついているような記事、ショックでした。ここ最近、児童虐待が問題になっていますが、それが未熟児と関係あるような言い方がされているなんて。。。
虐待の報道を見る度に、どうしてこんなひどいことをするんだろうって思いながら見ています。
私の考えでは、早産してしまった親は、出産時大変な思いをしているので普通よりもより子供に対する愛情が深いような気がしていました。
確かに未熟児で生まれた子も虐待に合うケースはあるかもしれませんが、統計的に多いなんて、、本当なのかな?と疑ってしまいます。

未熟児で生まれたことで、発達や成長面の心配があって、そんなとき最初の入院生活が影響してしまっているのだろうか?って考えてしまうことも少なくありません。
Amikoさんの言うとおり、この記事はそんな母親の気持ちをえぐっているような気がしてなりません。

少なくとも私の周りの未熟児ママは、愛情たっぷりで子育てしています!


[2] mixiユーザー
11月29日 16:38

うちも、2004年11月22日に25週0日で622gの娘を出産しました。入院期間は、延べ103日間。出産して88日目にして、やっと我が子を抱けたの時の喜びは、どんなものにも代え難い最高の至福の時でした。

私も、その記事はとてもショックです。確かに、最初は戸惑いもありました。でも、それはきっと正期産のお子さんを持つママにもあるものかなぁ?と思ってます。

普通に生まれた赤ちゃんを比べるのは申し訳ないのですが、そのような記事を書かれるのであれば、言いたい事があります。

『おむつを買う事が出来るだけで胸が熱くなるくらい喜びましたか?ミルクや母乳を飲んでる姿を見てるだけで嬉しくて、嬉しくて嗚咽して喜び泣きをした事がありますか?』

私は、未熟児でうまれた我が子からたくさんの事を学びました。今、いるだけで、存在できるだけで幸せなんだ。って。
ゆっこさんのおっしゃる通り、早産したからこそ、我が子への愛情は人一倍にも百倍にも大きくなるのが当たり前だと思います。

同じ、NICUを出た親子を何人も知ってますが、みんな愛情に溢れ、我が子を心から愛する人ばかりです。

虐待で問題視すべきは、『内縁の夫』や夫婦間の愛情の問題であって、子供が生まれた環境ではないと思います。

今、一生懸命NICUで頑張ってるベビちゃんや、ママさんの想いを踏みにじるような行為は、言論の自由とは言えませんよね。Amikoさんのはぁ~??という気持ちはみんな一緒だと思います!!!


[3] mixiユーザー
11月29日 20:15

子どもが産まれた3年前から既に言われていましたよ。当時、育児雑誌で読みました。搾乳やカンガルーは子どものためだけではなく、実は同じくらい母親のためでもあるのですって。

NICUであれ程までに母親の心のフォローを徹底しているのは、この辺の事実からきているのだと思っていました。

私も最初に知ったときはまさかと思いました。でも子どもの障害が指摘され始めた頃、その気持ちが少し分かりました。

私も子どもの事を深底愛しています。子どものために行政と戦ったりしています。でも自分が果てしなく疲れた時、子どもの障害が重く心にのしかかる事もあります。私には相談できる友達や家族がいるので助けられながら乗り越えてきました。

でも、誰もがそうとは限りません。子どもが入院中、母乳外来の助産師に聞いたのですが、特に超低体重児で障害を持った時、両親が離婚してしまう事が多々あるそうです。

2年前、私が虐待寸前まで追い詰められていた時(ものすごく些細な言葉が原因でした)、テレビで双子の虐待死のニュースを見ました。一人で未熟児の双子を育てていたお母さん。お兄ちゃんが重度の障害を持っていました。妹ちゃんはトラブルなく頑張っていたのだけど、近所の人に「小さいわね」といわれた事がきっかけで、その妹ちゃんを虐待死させてしまったそうです。今でも鮮明に覚えています。

Amikoさんの憤り、良く分かります。でも逆に「子どもを愛せて当然」と言うのも違うと思うのです。必死に頑張って、でも疲れ切って、どうしようも無くなっているお母さんの心を引き裂く言葉に聞こえます。

健常児のお母さんでも育児につまずいて苦しみます。統計的に未熟児のお母さんの虐待が多いのも事実です。それを認識して、また未熟児医療が一つ向上するのだと思います。

自分が我が子を愛せること、愛情一杯で育児を出来る環境にあること、自分の中でそれを幸せに思うだけではだめでしょうか?


[4] mixiユーザー
11月29日 21:06

今家でPCで読んで、Amikoさんの趣旨と違うコメントをしたように感じました。「子どもを愛せて当然」という私のコメントは間違いですね。ごめんなさい。。。


[5] mixiユーザー
11月29日 21:22

その統計ってホントでしょうか??
以前からその話は聞いたことがありました。

が、未熟児=虐待ではないと思います。

ただ、重度の障害が重なった場合、かわいい反面母親は疲れ果てて虐待ってこともあるのかもしれません。

うちは810gと1158gで生まれた双子ですが特に大きな障害はありません。
ですが、2歳前になり、反抗期を迎えその上体調を崩し私自身も体調が悪いとやっぱり精神的にしんどい部分はあります。

でもそれって未熟児だからではないんじゃないでしょうか??

私がいつも不思議なのは子育てに参加したかどうかもわからないおじさんやおばさんがこういう事を安易に語ってる気がします。
実際育ててみないと苦労はわかりません。

重度の障害を持ったお子さんを育てている方の気持ちが100%理解できないのと同様に、双子を育てる事の苦労は双子のお子さんがいない人にはわからないと思います。


この記事を読み、「私の事だ!こんな事はやめないと・・・」と思ってくれる人がいれば良いのですが、逆に「やっぱり私の虐待は仕方ないのね・・・。」と思ってしまう人もいるかもしれません。

ですので未熟児というくくりだけでこういう記事を載せるのはチョット無神経な気がします。


[6] mixiユーザー
11月29日 21:53

沢山のコメント・メッセージを頂いています。 ありがとうございます。

相手を責め立てたいとか謝罪を求めたいと思っているのではなく、何気なく使ったであろう1言で傷ついた人がいると言うこと、それだけ、人の心にも影響力のある仕事をしているということを忘れないで欲しい。
と言う気持ちが伝われば。と思っています。


未熟児の両親に、離婚率が高いと言われていること、未熟児や障害児は虐待の対象になりやすいという統計はわたしも見たことがあります。 手が出そうになる、逃げ出したくなる・・・。私だってあります。ですが、けしてそれは”子供が未熟児だったから。””保育器に入っている間に愛情が薄れたから。”という理由ではないと思います。

子供との生活の中で色んな原因や気持ちが重なって、自分がどうしたらいいのかわからなくなる。子供を育てるお母さんにとって成長の時なのかもしれないし、乗り越えるべき壁なのかもしれない。
正規産で子供を産んだお母さんだってきっと経験あることだと思います

だからたった1言”保育器にいた時間が長いから愛情が薄くなる”的な言葉でまとめられてしまったら、毎日色んなことと戦いながら 一生懸命に子供を育ててるお母さんたちの心を傷つけたり怒らせたりしてしまうと思うんです。
あるいは周囲に偏見を植え付けるものになりえないかと思います。
だから絶対、簡単に表に出していいものではないと思うんです。

NICUを卒業して約2年を迎えた私がこの記事を読んでショックを受けました。
県の事業に少なからず携わっていたというのもショックを受けた理由でもあると思います。
そして、今、NICUに子供が入院しているお母さんがこの記事を読んだらどれだけショックだろうか・・・。考えると胸が痛いです。
2018/06/19

超低出生体重児と虐待 成育の奥山眞紀子氏は、虐待防止のためにこれまで何をしてきたのか? 後編

●ナショナルセンターの『政策医療』は誰のためにあるのか

唐突にはじまって物議を醸している【なくそう!子どもの虐待プロジェクト2018】というネット署名について、「馬の眼」さんがさらに興味深いツイートをしているので、私もブログを更新した。






●医療問題が世間の注目を浴びれば、厚労省は動かざるを得ない 手っ取り早い『対策』は予算をつけ、研究班を立ち上げること?

こちらは、以前紹介した国立がん研究センターの「牧本事件」について記事だ。牧本医師について書かれた部分の大半は、真実ではないけれど、ナショナルセンターで行われている『政策医療』といわゆる御用学者についての記述は、間違っていないと思う。


国がんを「国立成育医療研究センター」に、堀田氏を「奥山眞紀子氏」に変えて読むと、「馬の眼」さんの指摘はその通りじゃないかと思う。


「国立がん研究センター」研究費プール問題の深淵

「国がんの看板である『政策医療』にその一端がある。医師不足をはじめ、医療問題が世間の注目を浴びれば、厚労省は動かざるを得ない。手っ取り早い『対策』は予算をつけ、研究班を立ち上げることです。班長は厚労省の息がかかった施設から選任されることになる」(同前)

 「厚労省と一体」(公的病院幹部)である国がんはその施設の最右翼。理事長は厚労省の意向に唯々諾々と従うだけ。「置き物」である。例えば、堀田氏は2月、政府の健康・医療戦略参与に任命されている。これはまさに厚労推薦枠そのものだ。
 そもそもこれらの政策課題が浮上した背景には厚労省の推進した政策の失敗がある。ひとまず世論に迎合し、対策を取った形を装うことで厚労官僚の責任はうやむやにできる。厚労省は科研費運用で幾多の「弾よけ」を量産しているにすぎない。



●杉並の里子死亡事件 社会貢献に熱心で、PTA会長まで努めるような人物の偽善を「専門家」はきちんと見抜けるのか

調べてみると奥山氏は里親のリスクについて、一応触れていることがわかった。


里親制度 英国新ビジョンに学ぶ ジャパン・インデプス 2018/3/18

「里親の認定に関する調査が不十分で、SOSを出せない状況にあったことが原因で、1つ1つの事例を十分検証し、里親が孤立しないような状況を作っていくことが大切」と述べた。



でも奥山氏の成育だって初期の頃からこんな大失敗をしている。


(なぜ未熟児の育児相談が、精神科医による「治療」になってしまうのか?まして薬や治療を必要としない人を、「精神障害者」にする必要があるのか?私には全く理解できません)
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記憶に新しい、杉並里子虐待死事件の犯人をマスコミが大々的に報じたのは、逮捕された里親の女性が、必要以上に自分をアピールする人だったからだ。あの女性のように、PTA会長まで務め、社会活動にも熱心な人の偽善を、きちんと見抜けるのだろうか?私には「専門家」と呼ばれる人たちに、そこまで力があるとはとても思えない。


●いわゆるロリコンと呼ばれる人たちの犯罪を、どう防ぐのか?

私が今一番、心配しているのは里子がいわゆるロリコンと呼ばれる人たちのターゲットにされるんじゃないか、ということだ。里親になると行政からは月々、10万円以上の金額が支給されるそうだ。これまでにも、そのお金を自分の遊興費に使い込む里親がいて、問題になっており、告発ブログまである。


●買春容疑で逮捕起訴され、80万円の罰金刑を下された事件があったのに…

私が一番、矛盾を感じているのは、昨年成育の小児科医が買春容疑で逮捕起訴され、今年東京地裁で80万円の罰金刑(求刑は100万円)が下った事件があったから。事件を報じたフライデーには「(他にも余罪があって)かなりの常習犯だったんじゃないか」と指摘されていた。しかも上記の杉並の里子虐待事件のように、交友関係が広く、英語も堪能、おまけに社会活動にも熱心な「意識高い系」の姿も紹介されていた。


フライデー2017年10月27日号 「少女買春で逮捕された32歳小児科医の『エロ診療』」
人権のために、顔をボカしてあります…

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詳しいことはこちら
『国立成育医療研究センター勤務の小児科医が、児童買春・ポルノ禁止法違反で逮捕』の続報 東京地裁判決で罰金80万円


奥山氏の成育でも、このような事件があるのだから、当然、里親の性犯罪だって起きるだろう。


でも、(もしかたらまだ裁判が続いているから成育は詳しい説明をしないのかもしれないが)成育は、このような事件が起きても私たち患者家族へ説明はない。


成育や奥山氏は、どうやって里親の性犯罪を防ぐというのだろう?


「でっち上げDV」や「虐待冤罪」の被害者が増え続け社会問題化したように、「里親」でもまた同じことが繰り返されるんじゃないか。


彼らは事業を継続させることを考えるあまり、失敗を見ようとしない。


嫌な予感がする。


その後の報道です
「『児童相談所の抜本改革を』 子ども虐待防止学会が要望書」というニュースと成育の奥山眞紀子医師
2018/06/18

超低出生体重児と虐待 成育の奥山眞紀子氏は、虐待防止のためにこれまで何をしてきたのか? 中編

●「ベンゾジアゼピンの常用量依存」以外に、社会問題化した「こころ」の問題

だって成育が、本当に「子どものため「患者のため」に政策医療を考える組織というなら、被害者の救済にも力を注ぐはずじゃない!?ベンゾジアゼピンの常用量依存が社会問題化したことなどは、「子どもの心の診療ネットワーク事業」の中央拠点病院の成育(「こころの診療部」)にも責任があるんじゃないの?


彼らはいつも、マスコミに「専門家」として登場し音頭を取るだけで、いざ被害が出ても知らんふりを決め込む。面倒な被害の救済は地域の開業医などに丸投げし、手を差し伸べようとしない。きっと患者と家族よりも、事業を継続させる方が大切だからだろう。少なくとも、私はそう思っている。


〜「ベンゾジアゼピンの常用量依存」以外に、社会問題化した問題〜

【でっち上げDV、DV冤罪】
ある男性の悲劇 『こころの専門家』の介入と支援で家族がバラバラに 



【虐待冤罪】
『揺さぶられっ子症候群(SBS)』と虐待冤罪  前編 欧米諸国ではすでにSBS理論そのものの科学的根拠に疑念の声が上がっている!?

【精神科医によるカルテ改ざん・性的な被害】
山口龍郎容疑者の逮捕に医療界困惑という報道への疑問 「女性スタッフや患者さんに手を出して散々 つかまってくれてほっとしてます」 前編

(※ 奥山氏の共同研究者(主任研究者)に関する報道) 仰天ミス 渋谷バラバラ 歌織被告は「心神喪失」! 検察側鑑定医に「カルテ改ざん」の過去 『サンデー毎日』(2008年3月30日号)
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【「発達障害」の過剰診断】
超低出生体重児の退院後の支援と訴訟リスク 『医療観察法国賠訴訟』を傍聴しに東京地裁へ

超低出生体重児と『発達障害』 「急拡大する『発達障害ビジネス』その功と罪」を読んで


超低出生体重児の長期予後 「東京都の児童精神医療は『投薬以外が第一』」 前編



●奥山氏は、誰よりも「杉並里子虐待死事件」をよくご存知のはずでは?なぜ「里親」のリスクを過小評価するの?

でも今はネットがある。成育の奥山眞紀子氏が、これまでどんなことをしてきたのか、みている人は知っている。奥山氏は厚労省の意向に沿って粛々と仕事をする医師だと思う。こういう仕事をする方を国が有識者、専門家として審議会で重用するから、超低出生体重児の退院後の支援や教育問題が変わらないんだと思う。


「超低出生体重児と虐待」に関する話題です
超低出生体重児と虐待 超低出生体重児はすべての家庭に育てられるのか?

超低出生体重児と虐待 元主治医、成育の初代育児心理科医長は国の専門委員だった!? 前編

超出生体重児の長期予後 親の経済力は子どもの学力だけでなく、健康も左右するのでは?



●社会・経済問題研究家「馬の眼」さんが指摘するこの署名の問題点 「虐待児童の受け皿をなくす方針を決定した張本人たち(奥山氏ら)が、受け皿がなかった故の虐待死を利用しているのでは?」












続く
2018/06/18

超低出生体重児と虐待 成育の奥山眞紀子氏は、虐待防止のためにこれまで何をしてきたのか? 前編

●奥山眞紀子氏はこれまでどんなことをしてきたのか 誰の方を向いて、仕事をしてきたのか

目黒の虐待事件が社会的に注目されたことで、【なくそう!子どもの虐待プロジェクト2018】というネット署名が始まった。


この署名活動が物議を醸している。


公開された発起人に違和感を覚える人が多いからだ。


その象徴的な存在が、国立成育医療研究センターの奥山眞紀子氏。虐待死亡事件の検証会議にも名前が出てきた精神科医だ。

第1次報告から第4次報告までの子ども虐待による死亡事例等の検証結果総括報告
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関連する話題です
国立高度専門医療研究センターには国民に説明する義務がある 私が10年かけて調べてきたこと その2



奥山氏は2002年に、国立成育医療センターが設立された頃から、「こころの診療部」(精神科)の中心的な存在で、厚生労働省が「子どもの心」(「発達障害」「いじめ問題」「虐待問題」「トラウマ」「DV問題」「PTSD」などを含む)に関する事業をはじめると、必ずと言っていいほどメンバーに加わってきた。しかしいわゆる「御用学者」と呼ばれるような仕事もしてきたため、市民団体から利益相反などを追求されている。


精神医学、一刀両断!!! 医者と製薬会社の癒着 2010年04月05日

<奥山 眞紀子・・・国立成育医療研究センター>

このような精神科医が中心となり、日本AD/HD学会第一回総会が東京大学で4月4日に開催されました。奥山眞紀子氏はこの栄えある第一回の大会長を務めました。また奥山氏は、ヤンセンファーマから7万円を得て、コンサータ錠発売記念講演会の座長を務めています。


http://www.k-con.co.jp/js-adhd2010_annai.html

http://livedoor.blogimg.jp/psyichbuster/imgs/6/7/673181ee.jpg


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●虐待防止のために国が設置した審議会の専門委員が、診察室で実際にしていたケア 育児心理科医長はPMDAの専門委員なのに、ベゲタミンやエリミンを外来患者に処方していた

国立成育医療研究センターには、被害を受けたと思われる方々から「答申書」が3通も出されているし、私も「育児心理科」に要望書を出したのだから、奥山氏は成育の「こころの診療部」でトラブルが起きていたことを誰よりもご存知だろう。


(国立国会図書館のデータベースに保存されていた3通の答申書(成育での被害事例だと思われます)を紹介しています。是非ご覧ください)
厚労省の『拠点病院事業』の問題点 その2「子どもの心の診療ネットワーク事業」の不都合な真実 (後編)

私の成育の「育児心理科」での被害体験
成育の『育児心理科』は、なぜ『ベゲタミン』や『エリミン』を外来患者に処方できたのか? 私の副作用報告を握り潰したのは誰なのか? その1

超低出生体重児の就学(教育)問題  『障害名』をつけるのは最後の手段にするべき 教育問題は、教育の専門家で議論して欲しい その1


あれから成育の「こころの診療部」から「育児心理科」はなくなったけれど、初代育児心理科医長の笠原麻里医師は、奥山氏の次に虐待死亡事件の検証会議の専門委員になっている。

社会保障審議会児童部会児童虐待等要保護事例の検証に関する専門委員会委員(第6次)
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と、いうことは、成育が「育児心理科」を廃止したのはカモフラージュに過ぎず、根本的には何も変わっていないのだろう。たとえ、私の元主治医だった初代育児心理科医長が、私と治療契約をきちんと結ばず、私に自己決定権を与えずにベゲタミンやエリミンなどを外来でバンバン処方しても、大した問題じゃないのだろう。彼女はPMDAの専門委員も兼任していたけれど。


そういうことでしょう?


私が保管しておいた育児心理科で処方された薬の一部 販売停止になった危険な薬も含まれています
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専門委員名簿 | 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 平成19(2007)年8月13日現在
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続く
2018/06/14

超出生体重児の長期予後 親の経済力は子どもの学力だけでなく、健康も左右するのでは?

●私が『救児の人々』という本からインタビューを削除してもらった理由 なぜ医師に書籍ゲラをみせ、感想を求めたの?

6月は私にとって感慨深い月。毎年思い出す、2つの出来事があったからだ。


今から10年近く前、私は国立成育医療センターの育児心理科医長(初代)と言い合いになった。「私の治療方針に逆らったから」という理由で「精神障害者」にされた。

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(※ 最初は「成育の医師が、そんなバカな診断をするはずがない」と家族にも信じてもらえませんでした。「本当にそんなことを言ったのか、証拠を見せろ」と言われたので、後日元主治医に書いてもらいました。そのため、日付が10月になっています)



それから数年後の2010年。


周産期医療をテーマにした「救児の人々」(熊田梨恵著、ロハスメディア社)という本が発売された。この本には私のインタビューが収められていた。ところが発売前にネットで無料公開されたことで、医療者にバッシングされた。精神的ショックで首が動かなくなった。「なんとかして欲しい」と出版社社長と話し合ったのは6月だったーーーーー


これまでの経緯についてはこちら
成育の『育児心理科』は、なぜ『ベゲタミン』や『エリミン』を外来患者に処方できたのか? 私の副作用報告を握り潰したのは誰なのか? その1

超低出生体重児の就学(教育)問題  『障害名』をつけるのは最後の手段にするべき 教育問題は、教育の専門家で議論して欲しい その1


紆余曲折あり結局、私の章は削除していただいた。


「救児の人々」には、周産期医療の関わる医療者だけでなく、患者家族のインタビューも収められていた。


今まではっきり書かなかったが、削除を考えた一番の理由は、ロハスメディア社がHPVワクチンを推進してきたからではない。


ロハスメディア社とHPVワクチンのプロモーションに関してはこちら
HPVワクチン『ロビー活動』から『薬害裁判』へ 市民を利用し『社会運動』をしてきたのは誰なのか その1

週刊文春 カリスマ女医宋美玄にも「有名病院留学」詐称疑惑を読んで その1

『牧本事件』と『ロハス・メディカル』 その1

私が『牧本事件』に関心を持った理由 『超低出生体重児の教育問題』はどこに行った? 

『牧本事件』と『神奈川県予防接種研究会』と『ジーンテック(GeneTech)』を結ぶ線 その1



インタビューに答えた時には、様々な立場の人の意見を集め世間に問いかけるきっかけになれば、ということだった。



でも、いざネットで公開されたら違った。著者の熊田氏は書籍ゲラが出来上がった時に、ある新生児科医師にみせ、感想まで求めていた。熊田氏の姿勢は、ジャーナリストではなく、まるで指導教官に論文を指導してもらう大学院生のようだった。


正直、「ああ、またか」と失望した。


なぜ、いつも患者家族の声は、医療者の後に続かないといけないのだろう?なぜいつも本音が言えないのだろう?


●本当に言いたかったのは、 「私には『お金がなくても未熟児が自己負担なく助けられること』が、本当に良いことかどうかわからない」ということ

削除した理由を突き詰めれば、成育の育児心理科医師に反発した理由と同じだと思う。


熊田氏から書籍ゲラの感想を求められたその新生児科医師は、「私がこれから話すことは、熊田さんの問題提起には反対のことかもしれない」と前置きをし、このように話している。


日本の場合は、やっぱり今の皆保険制度というものが優れているんですよね。社会保障制度も国全体としてはいろいろな矛盾があるにせよ、お金がなくても未熟児が自己負担なく助けられて、それが続けられているという現実があります。制度的にはどこの国よりも人の命を大切にしているという形にはなっていると思いますが、でもすべてにおいて、大切にしているかというと疑問な点も多々感じています



私には「お金がなくても未熟児が自己負担なく助けられること」が、本当に良いのかわからない。私が一番言いたかったことは、そういうことだった。


なぜなら退院した後の人生の方がずっと長いし、長期的な予後がどうなるか、まだわからないからだ。


子どもは一人では生きていけない。親がみるしかない。超出生体重児の親の中には、子どもが救命されたから追い込まれていく人もいる。だから虐待事件の検証会議でも、取り上げられているのだ。


子ども虐待による死亡事例等の検証について 厚生労働省による検証報告書



「在胎24週未満、500g未満は予後不良」ということがわかれば、「命を諦めたい」と思う親が出てくるのは当然だと思う。


なぜ「私は育てたくない」「命を諦めたい」という意見は、なきものとして扱われるんだろう?完成したこの本への違和感を一言で表すと、母親の悲観的な意見を無理に飲み込ませ、「明るく前向きに生きよ」と言わせるようなところだ。熊田氏は「医療ジャーナリスト」を名乗っている。だから、もちろんこれからも取材でお世話にらないといけない。おそらく医療関係者に遠慮もあるのだろうーーーーーーーそんな想いが手に取るように伝わり私を苦しくさせた。それほどの覚悟がなく、私の実名をネットに晒したんだとわかってしまったから。


●私なら、殺人犯となった母親のインタビューを取りに行く!

私は成育の育児心理科医長だけでなく、インタビューを仲介した医師にも言ったと思う。


「私だったら我が子を殺め、殺人犯になった母親のインタビューを取りに行く!なぜ最悪の人の声をきこうとしないで、丸くまとめようとするんですか?」医療者の善意が伝わるからこそ、私たちは言いたいことをグッと飲み込むしかない。


●「親の経済力は子どもの学力だけでなく、健康も左右する」ということは、当たり前じゃないのか

育児心理科医長と揉めてから、10年近くたち、私の意見はそれほど反発されなくなった。


時代が変わったからだろう。


成育の育児心理科医長は、「障害者手帳」を申請しなければ生きていけない、と私だけでなく、家族にも断言した。 しかし断薬してすでに5年以上経過した。これは毎年受けている健康診断の結果だ。国立成育医療センター(当時の名称)の初代育児心理科医長の診断は間違いだ。

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私に毎年、診断結果を伝える医師はとても嬉しそうだ。


「あなたみたいな人は50人か60人に1人しかないのよ!」


ちなみに私の父も健康で日経新聞が取り上げたこともある。入社以来、一度も病気で会社を休んだことがないからだ。


「親の経済力は子どもの学力だけでなく、健康をも左右する」ということは、当たり前じゃないかと思う。そして「衣食足りて礼節を知る」は、健康にも言えるだろう。


この世は平等ではなく矛盾に満ちている。


そういうことを考慮せず、「命」を救命しても、と思ってしまうのだ。



(以前いただいた感想です。内容を少し変え、掲載します)

私は沖縄の離島に住んでいます。

子どもに障害が残り、私はショックで最近は家に閉じこもりがちになりました。

環境が悪い職場で働いていたのでこのまま退職になりそうです。旦那は非正規社員でこのままでは生活できなくなるので、団地を応募しています。家を持ちたいという夢は一辺しました。

ブログを読んで、同意することがあります。

すべて読んだわけではないのですが。超低体重出生児の項目です。すべての超低体重出生児を育てられるわけではないという事です。。子供を産んだら全てそれは親の責任。というのはやっぱりおかしいです。。

酷だけどいのちの選択をする権利があってもいいのではと思いました。。。離島に住んでいる私たちにとっては、検査をしに行くのにも、治療をするのも大きな負担です。たくさんの事を諦めなくてはいけません。今の医療にものすごく疑問を感じています。