2017/10/11

私が『コウノドリ』に心が動かない理由  前編

●不思議なほど感情移入できない…

2年前に放送された、周産期医療をテーマにした『コウノドリ』というドラマが、10月から再スタートするそうだ。そこでこれまでの名シーンを集めたダイジェスト版をみてみた。



感想を一言で言うと、私は心が動かされることが不思議なほどなかった。私もこの世界に放り込まれて、救命されたはずなのに、臨場感が感じられないのは、今は違う世界に生きているからだろう。


私が出産してまだ間もない頃だったら、いくらか心が動かされるかもしれないけれど、救命されたからこそ、直面しなくてはならない厳しい現実がたくさんある。


●私が勇気付けられたのは、『プロジェクトX挑戦者たち』が取り上げたような国家プロジェクト

退院後、どれだけ私たちが苦労しなければいけないかというと、今から10年ぐらい前にNHK が放送していた『プロジェクトX挑戦者たち』が取り上げたようなプロジェクトを個人でやらないといけないような感じ。この動画は、日本を代表するダム『黒部ダム』を、つくるプロジェクトを取り上げている。




私が一番勇気付けられたのは、『コウノドリ』のような医療ドラマ、そして患者と家族を取り上げるドキュメンタリーなどではなかった。こうした国家的な難関プロジェクトを成功に導いたようなストーリーだった。


もうダメかもしれないと何度も思ったけれど、このような先人の苦労を知ると、「もう少し頑張ってみよう」と思えたのだ。


まだ幼稚園に通っていた息子は、そのため、童謡よりも『プロジェクトX挑戦者たち』の主題歌、中島みゆきさんの『地上の星』が大好きになってしまった。皆の前でよく歌っていた。



それも、まだ言葉を正しく理解できないので、例えば歌い出しの歌詞


「風の中のすばる 砂の中の銀河 皆、どこに行った 見守られることもなく」


「見守られることもなく」を、


「みまぽられることもなく」


と歌っていた。


私は可笑しくてたまらなかったが、両親は受け止め方が違っていた。


『コウノドリ』をみる多くの視聴者も恐らくそうだと思う。


「よく助かった」と涙ぐんでしまうのだ。


続く
2017/10/07

超低出生体重児の教育問題 私と上田玲子都議会議員 

●ドラマの主人公のような女性

フジテレビの秋のドラマは、篠原涼子さんが主演の政治ドラマだそうだ。



夏の終わり頃、ネットニュースでこのドラマの話題を知った。その時、篠原さん演じる主人公が、私がお世話になった政治家に似ていると思った。


そう、その政治家とは、上田玲子都議会議員だ。上田さんは、ドラマの篠原さんのようにお金が目当てで政治家になったわけじゃないけれど、保育所の問題などから政治家を目指したところなどが、なんとな〜く似ている。

◇  ◇  ◇
“小池新党”上田令子都議語る 「オッサン政治に光を!」 女性自身 2017年3月3日

女性の社会進出のために行動したいと思った原体験です」

その後、子育てしながら働きたいと思った上田さんを、衝撃の事実が襲う。「なんと、江戸川区には0歳児保育をしている公立保育園がゼロだったんです!幸い私は息子を私立保育園に入れることができたんですが、『待機児童のママはどうしているんだろう?』とずっと気にかかっていました」

’99年、次男を妊娠中に、地域の働くママに情報を発信するグループ「江戸川ワークマム」を立ち上げる。

「0歳児保育の実現のために、赤ちゃんを抱っこしたママや、妊娠中の女性たちと陳情に行ったのですが、たばこをプカーッとふかしながら男性議員が、『昔の女は4人も5人も産んで育てたんだぞ!』と。そのとき、『私たちはこういうバカジジイどもに、白紙委任状を渡していたんだ。選挙や政治にあまりに無関心すぎた!』と。そのころですね、『立候補』が視野に入ったのは……」

◇  ◇  ◇

●上田さんの言葉「今度の選挙では、どうなるかわからないから、できるだけのことをする」

私が初めて上田議員にお目にかかったのは2年前のちょうど今頃。


私は、超低出生体重児の教育支援が不足していることについて訴えた。超低出生体重児の予後に関する研究はまだ発展途上でわからないことも多い。そのため「困っているのだから、(発達の遅れは)とりあえず発達障害でいいんじゃないか」という流れが一部にできつつあるようだ。私はこのことに危機感を持っていた。なぜなら息子は幼い頃は、発達の遅れが目立っていたが、思春期に入ると、急激にキャッチアップしていったからだ。


初めて議員会館に足を踏み入れた時には緊張したけれど、私の不安はすぐに杞憂に終わった。上田さんもお子さんの発達の問題で悩んでいたことがあったそうで、初対面にも関わらず親身に接してくださった。


今まで、マスコミも含めて、いろいろな方に相談したけれど、上田さんのような方はほとんどいない。もともと市民活動からスタートしたこともあり、社会貢献や社会起業の胡散臭さなどもよ〜くご存知だった。有難いことに、ややこしい話も面白いようにすっと通じる。
たくさん苦労し、努力してきたのだろうと思った。


上田さんは「発達障害」と投薬の問題に関心を持ってくれる、数少ない議員として知られている。そのため、時々、精神科ユーザーと医療者からネットでバッシングされることもあった。


でも上田さんは頑張ると言ってくれた。「私の任期はもう1年しかないの。私の会派は小さいから今度の選挙では、どうなるかわからない。だから、議員として活動できるうちに、できることを精一杯やろうと思っているのよ」


私が上田さんについてブログに書かなかったのは、いつかの『救児の人々』の時のように、上田さんに批判が集中したら嫌だと思ったからだ


●「東京都の児童精神医療は投薬以外が第一」という確約を取り付けてくださった

上田さんは信念がある。批判されても強かった。紆余曲折あったけれど、その後都議会で奮闘して下さって、「東京都の児童精神医療は投薬以外が第一」という確約を取り付けてくださった。


超低出生体重児の長期予後 「東京都の児童精神医療は『投薬以外が第一』」 前編


●市民のために熱心に仕事をしている議員さんはイザという時に、神様が応援してくれる

あれから私は上田さんをずっと応援してきた、市民のために熱心に仕事をしている議員さんは神様も応援してくれるようだ。今年の夏の選挙では見事に再選された。


そして先日の都民ファーストからの離党会見!





まあ音喜多都議には思うことはあるけれど、潔い決断に私も拍手を送った。
2017/10/05

『国立成育医療研究センター勤務の小児科医が、児童買春・ポルノ禁止法違反で逮捕』という報道と『トランジション医療』 後編

●患者に性行為を迫る内容のメールや、アダルトグッズを送りつける医師まで

最近、ワイドショーや週刊誌をにぎわせた「鹿児島のわいせつ医師」は、患者に性行為を迫る内容のメールや、アダルトグッズを送りつけていたそうで、こうした証拠もバッチリ残されているのに、厳重な処分を受けたという話をきかない。自ら命を絶った方までいるというのに、地元警察や医師会などが看過するのは『医師』だから!?


2017年6月29日 フジテレビ『とくダネ!』の特集はこちら↓
鹿児島の心療内科 医師が既婚者であることを隠し患者と関係を持った? 〝性的ドクハラ″疑惑 その1

上記の放送で取り上げた、医師から患者に送りつけられた大量のメールと、書かれた内容↓

2017-7-2-15.jpg

2017-7-2-16.jpg

【性的言動】
「たまにはセクシーな格好でもみせてくれたら俺も喜ぶのにね。そうか、残念だったね。」


◇  ◇

女性セブン『鹿児島発セクハラ医師 麻薬取締部が捜査! 鬼畜の診察室』を読んで 前編

女性セブンVol.30 2017年8月17日号
2017-8-6-1.png

上記の女性セブンに掲載された、鹿児島のセクハラ医師が女性患者に送りつけたという下着の写真↓

2017-8-6-2.png
◇  ◇  ◇

●厚労省と成育は、性犯罪を行う医師が一定の割合でいる、という前提で対策を考えるべき 子供に理想ばかり教えないで欲しい

もっともこの種の事件が繰り返されれば、国民の怒りが爆発するだろう。看過することが良いことだとは思えないけれど。


もしこのまま厚労省が看過するなら、私も国会に陳情する時に連れて行ってもらおう。


なぜなら、夏に行われた成育の移行期医療に向けたセミナーでは、通院する子供達に「医療者を信頼しましょう」「困った時には、相談しましょう」と教えていたからだ。



『子どもサマーフェスティバル2017「僕たち、私たちの未来計画」』に参加して その1


ほとんど病院スタッフが親切で優しいのは事実だが、その一方で不都合な真実もある。もともと教師や小児科医には、一定の割合でこの種の犯罪を犯す人がいる、と言われており実際に報道が続いていた。


厚労省や成育は犯罪が起きるという前提で対策をそろそろ考えて欲しい。



被害相談を受け付ける窓口を設置するとか、被害が報告された時に、どのように対処したらいいかなど、具体的な解決策を模索すべきだと思う。

2017/10/05

『国立成育医療研究センター勤務の小児科医が、児童買春・ポルノ禁止法違反で逮捕』という報道と『トランジション医療』 前編

●国立成育医療研究センター勤務の小児科医が、援助交際で逮捕 



息子が通院している国立成育医療研究センター勤務の小児科医が、逮捕されたそうだ。


成育では2010年にも覚せい剤所持で医師が逮捕されたから、「医師の犯罪」にさほど驚かないが、今回は児童買春だ。さすがに後味が悪い。逮捕された医師はフェイスブックを利用していたそうで、表の顔と裏で行なっていた犯罪とのギャップに驚くばかりだ。もし疑惑が疑惑でなくなったら、成育が大好きな息子はショックを受けるだろうなぁ。

◇  ◇  ◇
援助交際で逮捕 国立病院エリート小児科医は“意識高い系”  2017年10月3日
2017-10-5-1.png

またしても「ロリコン医師」が捕まった。しかもアノ、千葉大医学部出身で国立病院に勤務する小児科医だ。

1日、児童買春・ポルノ禁止法違反で警視庁に逮捕されたのは、国立成育医療研究センター非常勤医師の有里裕生容疑者(32=東京都世田谷区)。8月7日、池袋のラブホテルで無職のA子(17)に現金3万円を渡し、買春した疑いだ。

「その2日後、A子がツイッターで援助交際相手を探している書き込みを捜査員が見つけ、補導した。捜査員がA子に『こういうことをしたらダメだよ』と諭したところ、『実は2日前にもやっちゃいました』と白状したため、有里容疑者の犯行がバレたのです。有里容疑者は別の無職少女(16)に『16、17歳くらいでエンコーしてくれる子がいないか』と持ち掛け、地元が同じA子を紹介してもらい、少女にもお礼として現金を渡していた。いずれにせよ手慣れていることから、有里容疑者には余罪があるとみて捜査を進めています」(捜査関係者)

有里容疑者は鹿児島出身。地元の私立高から千葉大医学部を卒業後、2014年、同センターに入局。総合診療部に所属し、敷地内の寮から通勤していた。「小児がんなど緊急の手術が必要なお子さんが術後、落ち着いた状態になった後、体のケアを行うところで、指導医と一緒に診療に当たっていました。特にトラブルやおかしいところもなく目立たない印象でした」(同センター関係者)

千葉大時代、医学部硬式野球部に所属していた有里容疑者は、主軸として東日本医科学生総合体育大会で何度も優勝。同部のHPによれば、有里容疑者の練習スタイルはストイックで日々、筋トレの毎日を送り、強靱な肉体の持ち主だったという。一方、自身のSNSでは得意の英語で書き込み、「医者と看護師は同じ意識を共有できるか」とオープンディスカッションを行っていた。

千葉大医学部といえば、昨年9月、医学部生による集団レイプ事件があったばかり。レイプ犯の2人は医学部ラグビー部、もう1人はスキー部と、なぜか体育会系ばかりだ。

◇  ◇  ◇


●医師の性犯罪 日本は罰則が甘すぎるのでは?

ところで、多くの人が感じているけれど、この国では同じ性犯罪でも、犯人が医師の場合は特別のようだ。とにかく処分が甘いと感じるのは私だけではないはず。





続く
2017/10/05

私はNHKに受信料をもう払いたくない もう1つの『ストップ風疹』 後編

●ワクチンが輸入できないのは、「私」のせいなの!?

NHKがストップ風疹キャンペーンで、何度か取り上げていたある医師から夫にメールが送られてきた。


夫は深刻な顔をして私に「本当のことを言って欲しい」と言う。


どうやらその医師は、私が、NHKに虚偽の情報提供したと疑っていたようだ。メールには『奥さんにすぐに確かめて、嘘なら嘘だと言って欲しい。嘘だと言ってくれないと私の活動は続けられなくなる』というようなことが書かれていたようだーーーー


私が今でも不信感を拭きれずにいるのは、夫に問い合わせをしてきたその医師が原因ではない。公共放送であるNHKの姿勢だ。


●もしも暴力団が関与する事件だったら

NHKは問い合わせ先を間違えている。


なぜならNHKがその医師に問い合わせた内容とは、2013年9月11日に、被害者連絡会から一斉送信されたお知らせメールに書かれている情報だったからだ。NHKが被害者連絡会に問い合わせれば「捏造」か、そうじゃないかぐらいかはすぐにわかるはずだ。



その事件の前に、NHKは「ワクチンの輸入ができないのは、過去のMMR訴訟や、マスコミの被害報道のせい」と言わんばかりの特集を放送していた。それも被害弁護団が、「バンザーイ」と喜ぶ映像をわざわざみせて。


だからおそらくNHKは、『ストップ風疹』でも、国にワクチンの輸入をさせようと考えていたのだろう。


私は、輸入という選択肢ももちろん「あり」だと思っているので、NHKの取り組みを批判しているのではない。


そうじゃなくて、問題だと思うのは、NHKの中途半端な正義感だ。これではまるで「私」のせいで輸入ができなくなったみたいじゃない。NHKは初めから「よいことだから」で突っ走ってしまい、丁寧な取材をしてこなかったのだろう。


●こんな嫌な思いをしてまで、NHKに受信料を払いたくない

まあ、キャンペーンを盛り上げようとしていた人たちにとったら、被害者や家族がどんな思いで毎日暮らしているかなんてどうでもいいし、まして私のような一市民がどうなろうが、どうでもいいのだろう。


私は今でもたまに怖くなる。だってもしこれが、暴力団などが関わる事件だったら、私は消されていたかもしれない。NHKはいつもこんなに適当に番組を作っているのだろうか!?


私は昨日、かのう市議のブログを読んで夫に伝えた。


「大河ドラマも、紅白歌合戦も、朝の連続テレビ小説も、何十年もみていない。テレビはほとんどみないから、NHKをみるのも夜のお天気ぐらい。私はもう受信料を払いたくない。今度テレビが壊れたらテレビを買い換えないで欲しい。こんな嫌な思いをしてまで、受信料を払う必要はないと思う」


夫はやっと「いいよ」と言ってくれた。