FC2ブログ

天国に届くといいなぁ 

自分のすむまちでおきた給食アレルギー死亡事故 できることはないか考えています

0

【揺さぶられっ子症候群】家庭内の事故なのに…虐待冤罪報道と国立成育医療研究センター  その1

●虐待冤罪が注目を集めるのは、誰の身にも起こりえるから

Yahoo!ニュースのアクセスランキングの1位に、虐待冤罪のニュースが表示されていた。書き込まれるコメントも多い。世間の関心が高い証拠だ。

【揺さぶられっ子症候群】家庭内の事故なのに…虐待疑われ、引き裂かれた親子 背景に何が? Yahoo!ニュース 関西テレビ 10/19(金)


記事によれば事故が起きたのは、満島かなえさん(仮名・32歳)が、当時生後9ヵ月だった長男とリビングにいた時だった。洗い物をしていたかなえさんが、ゴンという音に驚き振り返ると、つかまり立ちをはじめたばかりの長男が仰向けで倒れていたそうだ。どうやらお子さんは、ソファーから転げ落ちたらしい。


幼い子どもを育てている母親なら、誰にも心当たりがあるような、家庭内の事故だった。


ところが…


その後、長男は意識を失い、かなえさんは119番通報。長男は病院に運ばれます。長男には、脳内で急性硬膜下血腫が見つかったものの手術は必要ないということで、1週間の入院となりました。そして退院の日、ずっと病室で付き添っていたかなえさんは、別の部屋に呼び出されます。

【かなえさん】
「医師からの病状説明の後、児童相談所の方が3名こられて、用紙を見せられて、出血(急性硬膜下血腫)と眼底出血が2つあるので、虐待の疑いで一時保護しますとはっきり書いてありました」

かなえさんが病室に戻ると、長男の姿はありませんでした。

【かなえさん】
「からっぽでした。原則2か月保護しますって言われたときに、2カ月が長すぎると思ったのと、突然自分の目の前から連れて行かれたのがショックで、何も考えられなかった」

児童相談所に「虐待が疑われる」と通告をしたのは病院でした。

病院の医師が疑ったのは、乳幼児を激しく揺さぶることで脳に損傷を与える「揺さぶられっ子症候群」(通称SBS)。突然、虐待を疑われ、児童相談所から長男と引き離すことを告げられたのです。かなえさんがいくら事故だと訴えても「家庭では起こりえない」と信用してもらえませんでした。



●厚生労働省のマニュアルが根拠

SBS理論の検証と、えん罪の防止や支援活動を行う「SBS検証プロジェクト事務局」の川上博之弁護士によれば、このような事例は最近増えているそうだ。この1年間で全国で30件くらい、大阪だけで7~8件くらいにのぼるということだった。恐ろしいことに、親が事故だと主張し続けた場合、2年近く子どもが戻されないケースも少なくないという。


なぜそれほどまでに、親の言い分が信じてもらえないのか取材班が児相に取材すると、「厚生労働省のマニュアルに従って対応している」との回答があったそうだ。


■児童相談所が従った“厚労省のマニュアル”、その根拠とは…

2018-10-19-5.png

【上田大輔記者(厚労省前)】
「厚労省のマニュアルには、家庭内での転倒・転落だと説明した場合、必ずSBSを第一に考えなければならないと書かれています」

ここには「90cm以下からの転落や転倒で硬膜下出血が起きることは殆どない」「(親などが)家庭内の転倒・転落を訴えた場合には必ずSBSを第一に考えなければならない」とあります。この記載は、5年前、新たに追加されました。

(中略)

そもそもマニュアルには医学的に確実な根拠があるのでしょうか?

■マニュアルに医学的な根拠はあるのか? 脳の専門家は「事故でも起きる」
取材班は、頭のケガに詳しい医師のもとを訪ねました。小児脳神経外科の西本博医師。頭のケガについて虐待と事故を見極める研究に長年取り組んできたこの分野の第一人者です。

【西本博 医師】(小児脳神経外科)
「日本ではどういうわけか乳児の急性硬膜下血腫が虐待しかないように思ってしまっている感がかなりある。虐待専門家の中でも。それは非常に間違いです」

西本医師によると、乳児の急性硬膜下血腫には、激しい揺さぶりなどの虐待によるものと、事故によるものの2つがあります。しかし、約50年前に国内で報告された「事故による急性硬膜下血腫」は、今ではほとんど忘れられているというのです。

【西本博医師】
「虐待の専門家というのは小児科を中心とした先生方になるんですけど、基本としている知識がすべて輸入品。外国の知見を第一にしている。外国は『家庭内で起こる(事故による)急性硬膜下血腫』は認めていない人が多いわけですから」

5年前に日本の小児科医が翻訳したアメリカの教科書。

ここには、頭のケガが『家庭内の低い位置から転落したことによると語られ(た)場合、特に虐待である可能性が非常に高い』と書かれています。



私は、この記事を読んで目が点になった。


国立成育医療研究センターは、関西テレビが取材したような検証を、どうして自分たちでやろうとしないんだろうと思うからだ。


成育は我が国のナショナルセンターだから虐待防止対策を行う上で、いわば司令塔だ。もちろん児相が根拠としているマニュアルの作成にも関与している。


●虐待冤罪の被害者、矢野美奈さんが私に教えてくれた医療機関の名前

マニュアルを見た時、私の頭にはある出来事がパッと浮かんだ。


これまでに何度かブログに書いたが、私は4年前の2014年5月、虐待冤罪の被害者、矢野美奈さん(一般社団法人スリーポート)に実際にあったことがある。冤罪の悲劇が社会に知られるようになったのは、矢野さんが訴え出たからだろう。


矢野美奈さんの被害体験はこちら↓
冤罪被害者からのメッセージ SBS(揺さぶられっ子症候群)を考える 2018年2月16日

※ ブログで公開されている矢野さんの手記には、「一時保護されたのは『5年前』」とあるので、矢野さんのお嬢さんがSBSの疑いで一時保護されたのは2013年だと思われます



じつは私が矢野さんに会って驚いたのは、冤罪そのものではなかった。矢野さんがセカンドオピニオンで訪れた医療機関だった。病院の名前を聞いた時の衝撃は今でも忘れられない。


矢野さんがセカンドオピニオンで訪れた時に、この制度には重大な欠陥があることがわかったはずだ。なぜその時に、立ち止まろうとしなかったのだろう?


続く

コメント

非公開コメント
My profile

Author : サクラ47

2002年に手のひらにのるほど小さな男の子を出産しました。それから11年。医療と教育がもっと連携できないか試行錯誤してきました。コマーシャリズムとどう付き合うか悩み、一時挫折。もう一度がんばってみようと思うようになり、ブログをはじめました。

プロフィール

Author:サクラ47
2002年に手のひらにのるほど小さな男の子を出産しました。それから11年。医療と教育がもっと連携できないか試行錯誤してきました。コマーシャリズムとどう付き合うか悩み、一時挫折。もう一度がんばってみようと思うようになり、ブログをはじめました。

全記事表示リンク

検索フォーム

カレンダー

03 | 2021/04 | 05
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: