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超低出生体重児と虐待 「私たちが与えてあげる」というような感覚が、母親の心を閉ざす

●アンケートや面談で導き出された数値は、どこまで信用できるか 人の心は数値化できるのか?

今から17年前、


超低出生体重児を産んで、


どのように育てていいか情報が少なく、


途方にくれた。


当時は、SNSが発達していないから、


私は医師が読む専門書などを購入したり、


夫にお願いし、海外の文献などを手に入れてもらった。


その時思ったのは、


24週という週数は、意外と希望があるんじゃないかということだった。


なぜなら、周産期から出される報告書は、


正確さに欠けるというか、


そもそも統計の取り方がおかしいと思ったからだ。


●本当に『母子分離』が、母親を虐待に走らせるの?

例えば、超低出生体重児のママなら、


誰もが一度は目にしたであろう、


『保育器に入った期間が長い子どもは、虐待されやすい』(母子分離の期間が長いと、子どもが虐待されやすい)という報告。


調べてみると、『エビデンス』というほどのものが見当たらない。


私は、ほとんど都市伝説と同じじゃないかと思っている。


以前も書いたけれど、脱線するのは、主に3つの理由があると思う。


分母が少ない

研究期間が短い(3カ月程度のものも多い)

調査の手法がアンケートや面接



例えば、医療機関に所属する医療職(臨床心理士、精神科医、看護師など)についている人たちが、


何人かの母親と面談してとったアンケート



とか、


厚労省などが設置した虐待防止委員会などで、


有識者と呼ばれる人たちの発言などから、


導き出された結論だから。


虐待防止委員会で話しあわれるのは、


新聞などで報道された事件化したケースだから、


脱線するのも無理はないと思う。


だって、ほとんどのママは、


死ぬほど悩んだとしても、


子どもを殺したりしないもの。




アンケート、真に受けてばかりではトンデモないことに...... 必要なのは読解力だ! 2020/1/22 15:45 J-CAST会社ウォッチ

内閣支持率や国民生活に関する統計調査、商品・サービスの「顧客満足度」とか「人気ランキング」など、わたしたちは毎日のようにさまざまな調査やアンケート結果の報告に囲まれている。

本書「データ・リテラシーの鍛え方 『思い込み』で社会が歪む」によると、それらには統計や調査手法のワナがあり、見分け方を知らずにただ真に受けてばかりいると、とんでもない誤解することになるという。とくに現代のネット社会では、誤解がウソの言説となってひとり歩きしがち。昨今はいろいろな「リテラシー」の備えが求められるが、「データ・リテラシー」は、そのランキングの上位にランクされるに違いなさそうだ。

危機的な状況

2019年1月、厚生労働省の毎月勤労統計に関する不正問題が発覚し、世間を大いに騒がせた。データが不適切に算出され、これを基に計算された失業保険をめぐって2000万人が追加支給の対象になったものだ。メディアで連日にわたり大きく報道され、国民はこうした統計に対する不信感を募らせた。

毎月勤労統計調査は、500人以上の事業所についてはすべてを対象に、それ以下の場合は無作為抽出(ランダムサンプリング)によって対象を選び、給与などの状況を調べるもの。ところが、東京都では500人以上の事業の調査で、すべてではなく3分の1の無作為抽出によって行われ、無作為抽出の場合に行われるべき復元もなされず実態より少ない数値が公表された。

この問題について著者の田村秀(しげる)さんは「霞が関全体にデータの扱いに関する理解や活用する能力が欠けているという組織的な問題があると私は考えます」ときっぱり。田村さんは、東京大学工学卒業後に自治省に入省、香川県、三重県で課長を務めた経験を持つ行政のエキスパート。現在は、長野県立大学グローバルマネジメント学部教授で、『ランキングの罠』『データの罠』など統計や調査についての著書が数々ある。「世界一精度が高い」ともいわれた日本の国レベルの統計で、職員や官庁全体のリテラシーが疑われる問題が発覚。田村さんは「データ・リテラシーに関して危機的な状況となっているというのが、今の日本の実情」と憂い、本書執筆にいたったという。




●私が心を閉ざした理由

それでブログをはじめてみたが、


超低出生体重児の虐待について調べると、


相変わらず、このブログが上位に表示されてしまう。


もっとも、


上記の『母子分離〜』のような報告なら、


たった一例でも、


詳細な記録があったほうがいいのかも。



なぜなら、すずかんこと、鈴木寛氏に勧められて手記を発表した時に、


ある新生児科医師が私に転送してきたメールに、


こんなことが書いてあったから。


転送2です。
>
> ●●大学発達小児科の●●
> です。
> (話についていけないので)いつもROMらせていただいてます。
>
> 先生、いつもお世話になっております。
> 転載いただいた記事、
> 普通見逃しやすい乳児胆石をものの数時間で
> 診断できてしまうレベルの高さに感心したり
> ついつい全部読んでしまいました。
> 正書に載っている「NICU退院後の問題点」を読むのも大事ですが
> たったひとりの事例を具体的に読む方がよほど勉強になる面もあ
> りますよね。 

> 私自身は今はNICU児には気管切開(~人工呼吸)の児を
> 在宅管理に持っていくというくらいしか関わってませんが
> このメルマガで問題提起されている
> 療育を含めた医療、福祉、教育の人的資源の不足感は
> 私が関わっている小児神経学の領域でも
> 私の地域では同じ問題点を感じています。 
> 小児神経疾患であろうとNICU退院児であろうと
> その子が関わってくる医療福祉教育はその地域に共通のものなので。

>> 手先の不器用さ、運動能力、読み書きなどには、若干の遅れがあ
>> りました。
>> 特に困るのは、算数の授業です。数の概念が十分に身についてお
>> らず、
>> 一桁の計算がまだ完全ではありません。それに加え、日本語の理
>> 解不足から、
>> 言葉で説明している問題の意味が、よくわからない時があります。
>
> この子はおそらく軽いLDなど発達障害が隠れているかも、
> と感じます。そういう子であれば、
> 必要に応じて特別支援学級を利用していく手もありですが
> 診断名がついてないと学校側はなかなか動かないですし、
> 学校の先生ももしかするとそうした必要性を感じながら、
> 「病院に行ってみて」と告知するタイミングを
> 見計らっているのかもしれませんし、
> 個人では必要と感じながらも予算や人的資源不足の関係で
> 導入できない場合もあると思います。 
> 低学年の頃は「困り感」が目立たなくて
> 高学年になってから支援が必要になる子もいますし。
> しかしすでにこの子は学習面で困っているようなので
> 支援が必要な事例かもしれませんね。
>




私にこのメールを送ってきた新生児科医師は、


私の手記を、医療者しか見ることのできない掲示板に投稿したのだそう。


そこに書きこまれた医師(主に、小児科医)の感想や意見を、


なぜだかわからないが、私にバンバン転送してきたのだ。


その中には、上記のような、


「あなたの息子は軽度の発達障害だろうから、


さっさと、特別支援学級に行った方がいいじゃないですか?」



みたいなものも。


私は、次々転送されるメールにびっくりして、


「やめて欲しい」と言うのがやっとだった。


そもそも夫は、大学教員で運動生理学者だし、


勉強ができないとすぐに障害じゃないか、


と疑われる空気が嫌で嫌でたまらないから



相談したのに。


ところがその新生児科医は、「私が『喜ぶ』と思った」と言う。


それをきいて、


パソコンの前で暫くフリーズして動けなくなった。


医療者との間に横たわる溝の深さに目眩がしたから。


でも、私が一番失望したのは、


実はもっと別にある。


医療者は、子供を実際に育てている親を、


格下に見ているんだな、
と思ってしまったのだ。


超未熟児は育てるのが本当に難しい。


17年前は、今よりもずっと情報がなかったから


それこそ、日本で初めて人工哺育でシロクマを育てた飼育員さんと


同じような苦労の連続だった。


医師は退院した子どもの日常の様子を詳しくは知らない。


だから珍しくて、


思わず最後まで読んだんじゃないかと思う。


それなのに、


成育の救急外来などを高く評価する一方で、


私が一生懸命育ててきたことは、当たり前のようにスルー。


早期に診断できた成育はすごいかもしれないけれど、


数ヶ月前から異変に気付き、


一度呼吸が停止した後、


救急車を呼んだのは私なんですけれどね。


とにかく、私のような母親の苦労は、


随分と下に見られているんだ、



と思ってしまったのだ。


もし、誰にでも育てられるなら、


どうして、虐待や心中が多いのかしらね。





もう17年経ったから正直な意見を書いていいよね。


母子分離が虐待に走らせる、というなら、


医療者は、言葉や態度に注意したほうがいいと思う。


私は、医療者の、


こうした、


「私たちが与えてあげる」というような感覚だって、


母親の心を閉ざし、


虐待に走らせる要因になっているんだと思っている。


どんなに支援を手厚くしたって、


超未熟児の親に向いていない人だって、


いるでしょうし。



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Author : サクラ47

2002年に手のひらにのるほど小さな男の子を出産しました。それから11年。医療と教育がもっと連携できないか試行錯誤してきました。コマーシャリズムとどう付き合うか悩み、一時挫折。もう一度がんばってみようと思うようになり、ブログをはじめました。

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