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超低出生体重児と『療育』 お金の匂いを嗅ぎつける業者が本当に多い… 前編

●超低出生体重児の長期予後 グーグルが検索順位を変えた影響で、良い情報が上位から少なくなってしまった

昨年、グーグルの日本法人が、検索結果の順位を決めるアルゴリズム(情報処理の手順)を変更したことで、私のブログも若干、影響を受けた。例えば『超低出生体重児』のように、医療に関することは、個人よりも、学会や大きな医療機関のサイトが、上位に表示される。


これは一昨年、医療情報サイト「WELQ」が、インチキ医療情報や、他所から盗用したりした記事を大量に掲載していたことが厳しく批判されたことに端を発する。


要するに個人のブログは真偽が不明確なので、順位が入れ替わったのだ。


ただ、超低出生体重児に関しては、それが裏目に出ているような気がする。


●専門家の論文や報告書 ネガディブな情報が多い 私には当てはまらないので、あまり参考にならない

なぜなら超低出生体重児の長期予後に関する専門家の論文や報告書には、ネガティブなことが沢山書いてあるからだ。


例えば「特別支援学校や特別支援学級に在籍する子どもの割合が多い」とか「超早産児や超低出生体重児の中で も特に体重の少ない児は知能指数が低い」などだ。


いつ、どこで、どのような理由で早産になって、その結果子供が小さく生まれたのか。子宮内で、赤ちゃんへの感染の有無などの情報がほとんどないのに、いきなり「勉強ができない子供が増えている」というようにまとめるのはちょっとどうかと思う。また調査報告書でよく紹介されているアメリカをはじめとする海外の長期予後の調査報告も、どこまで参考になるのか。例えば、「極低出生体重 児で高校を卒業できたのは●%」などと書いてあるが、わが国とは教育制度などが異なる。アメリカは我が国以上の格差社会だから、親の職業や収入などが、子供の教育に直結しているはず。


いずれにしても、ネガティブな専門家の情報がグーグルの上位にズラズラ並ぶと、なんだか超低出生体重児には未来がないみたいで憂鬱になる。


●『療育』 行政が質を問わないで、補助金を出すから、悪質な業者も増えている

その不安を解消するために、皆「療育を」と、考えるんだろうが、今度は、その療育先に関する情報が少ない。


私の子供のように、発達の遅れがわずかな場合は、公的なサービスが受けられないから、大抵は民間の業者を、となるんだと思う。


ところがその民間の業者の中には、お金目的の業者も多い。保育に似た構造があるのだ。行政が質を問わないで、補助金を出してしまうからだ。


『女性保育士を薄給でこき使うな』 駒崎弘樹氏と認定NPO法人フローレンスは控訴中? 

超低出生体重児の長期予後 教育問題は『アウトソーシング』で解決できるのか?

認定NPO法人『フローレンス』監事 原武之弁護士と『外国人技能実習生』の不都合な真実 


そのため、『療育』は居酒屋やラーメン店のように、チェーン展開してガッチリ儲けましょう、という感じの業者がふえているそうだ。


実際に、大学教員の夫のところに勧誘のメールがきたことがある。


「先生の学生さんの中で、発達の遅い子どもの療育に興味がある方はいますか?アルバイトを探しています」と書いてあってびっくりした。「専門的な勉強をしたことがない学生アルバイトに療育をさせちゃうのか!?」と思ったからだ。( ※ ちなみにこの業者は、 「療育 チェーン展開」で検索すると、上位に表示されます)


続く

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Author : サクラ47

2002年に手のひらにのるほど小さな男の子を出産しました。それから11年。医療と教育がもっと連携できないか試行錯誤してきました。コマーシャリズムとどう付き合うか悩み、一時挫折。もう一度がんばってみようと思うようになり、ブログをはじめました。

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